ニキビが悪化したまま放置してしまうとニキビ跡が残ることも。ニキビ跡ができると必要以上に肌を気にしてしまい、気分も落ち込んでしまいますよね。
人間の肌は表面に近い組織から表皮、真皮、皮下組織に分かれています。肌のバリア機能が低下した状態で炎症が続くと、細菌がみるみるうちに繁殖し、真皮層や皮下組織にまで修復が難しいダメージを与えてしまうことがあり、こうなるとニキビ跡になってしまいます。そのため、できてしまったニキビのケアを十分に行わず、放置しているとニキビ跡になる可能性が高くなります。
白ニキビは、皮脂が毛穴につまった状態。ポツンとした小さな白い点に見えますが、見逃してしまう場合も。
痛みや腫れはありませんが、不衛生な状態を続けていると炎症を起こして炎症性ニキビ(赤ニキビ)へと進行してしまいますので、早めのケアが大切です。
毛穴が開いて表面に出た皮脂が、空気に触れて酸化し、黒く見えることから黒ニキビとよばれます。白ニキビと同様、放置しておくと炎症につながるので注意が必要です。
皮脂が大量に分泌されることにより毛穴が詰まってしまい、大量に増殖したアクネ菌が炎症を起こし皮膚が赤く盛り上がるので「赤ニキビ」とよばれます。
皮膚にクレーター状の陥没が見られるニキビ跡です。ひどい炎症によって毛穴周辺の組織が破壊されると、コラーゲンが大量に作られてへこみの目立つニキビ跡が形成されます。なお、毛穴のように縦に細長く陥没したクレーターもあります。
クレーターによるニキビ跡のケアは、肌の新陳代謝を促すことが大切です。規則正しい生活を送るとともに、タンパク質やビタミン類をしっかり摂って肌のターンオーバーを正常化しましょう。
また、爪や不衛生な器具でニキビをつぶしたり、力いっぱいニキビをしぼることもクレーターの原因になります。
この赤みは時間とともに薄くなりますが、血管が損傷していると血液が酸化し、赤紫色のニキビ跡に悪化することがあります。赤みのケアは、刺激を与えないことが最優先です。優しいスキンケアと十分な栄養・睡眠で、肌や血管の回復力を高めましょう。
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