犬が飼い主の顔や手を舐めてくる理由とは?【完全版】

ふとした時、リラックスしている時、遊んでいる時など愛犬が顔や手を舐めてくることがありますよね。 可愛い愛犬に舐められると嬉しいし、幸せを感じる飼い主さんも多いのではないでしょうか。でも、なぜ舐めるのか考えたことはありますか?
言葉を話す事ができない犬は、舐める事で飼い主さんに気持ちを伝えています。

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犬は人間に対してすり寄ってきたり吠えたりして自分の感情や心理状態を伝えようとするのと同様、顔を舐めるという行動も犬にとっては重要なコミュニケーション手段の一つなのです。

その時々の状況から、大事な愛犬の気持ちをわかってあげることが出来たらもっと絆も強くなれますよね。 それではどんな意味があるのか、愛犬の気持ちをひとつずつ説明していきます。

《犬が飼い主の顔や手を舐めてくる4つの理由》

理由1
愛情表現 犬が舐めるという行為は、自分の体の被毛を清潔に保つ為の毛繕いとは別に、コミュニケーションの要素がとても大きい割合を占めます。

犬が飼い主や家族の顔を舐めるという行動は、犬の先祖といわれる狼の名残が理由といわれます。
狼の子供は、母親の口元を舐める事で母犬が1度食べた獲物を吐き出してもらい、それを食べるという習性があります。

現在の犬でもその名残で、子犬が母犬の口の周りを舐めます。 ただ、現在はかつてのように食べ物を要求しているというよりも、甘えや親愛の情を示すというものが理由といえます。
さらに、犬が口の周りを舐める事は、狼が群れの中で上位の狼に対する挨拶の意味があるとされ、服従のサインでもあります。


愛犬と普段から信頼関係を築けていれば、「そういえば、ウチのコも・・」と心当たりがあることに気づきますね。

大好きな飼い主さんの、手や顔・口の周りなどを一生懸命舐めて気持ちを伝えようとしている愛情表現のひとつなのです。
人間だけでなく犬同士でもこの愛情表現は見られ、例えば母犬と子犬は、特に舐める事で守り・守られる関係を築いています。


理由2
かまってアピール 飼い主さんがくつろいでいたり、何か他の用事をしている時などに愛犬が不意に舐めてくる事があります。

愛犬の気持ちから考えてみると、自分を見て欲しい!飼い主さんに遊んでほしいなど、かまって欲しくてアピールしている時に見られる行動なんです。

飼い主さんは、いつも優しく撫でてくれて美味しいご飯やおやつなどをくれるので、愛犬にとっては大好きなところに違いありません。

ずっと大好きでいてもらう為に、愛犬の嫌がる事たとえば、ブラッシングや歯磨きなどの必要なお手入れをした後は、必ず頑張ったことに対して褒めてあげて下さい。

大好きな飼い主さんに褒めてもらい、撫でてくれる優しくあったかい手をいつまでも覚えていてほしいですね。

理由3
落ち着かせる為 飼い主さんに叱られた時や、飼い主さん自身がイライラしている時など調和や仲間意識を大切にする犬は、「落ち着かなくちゃ!」という気持ちになり、飼い主さんを舐める事があります。

無駄な争いを避ける意味や、自分自身が感じているストレスを無くす為と言われていますが、まるで「ごめんなさい」と反省しているようにも見えるので、もういいよ〜と許してしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか?

なかなかの知能犯ですよね。
もしこういった場面で愛犬が舐めてきたら、飼い主さんは一度深呼吸してみましょう。
叱る時は一瞬にして、できる限り褒めるしつけを心がけていきたいですね。

理由4
ニオイを確認 飼い主さんが食事した後ニオイが気になって口周りを舐めてきたり、散歩の時に他の犬のおしっこやニオイを感じて舐めて確認したりします。

気になるニオイを感じると、鼻で嗅ぐだけでなく舐める事で五感を使って情報を取り入れようとするので、より確実な情報収集が可能なんですね。
ですが、外で他の犬の排泄物を舐めると衛生上、病気や体調不良などの問題が出る可能性がありますので、近づけないように注意しましょう。

近年、犬による人間の病気を探知する研究が進んでいます。 飼い主さんがケガをしたところを愛犬に舐められた経験はありませんか。

飼い主さんを舐めてニオイを確認しているのは、犬の未知なる能力や本能も関係している可能性もあります。

《犬が人間の顔を舐めるデメリットや注意点》 ~パスツレラ病に注意~

感染症など病気になることも 犬は散歩中などに他の犬の排泄物等の臭いを嗅いだり興味のあるものを何でも口に含んだりする習性が、口内に多くの細菌やばい菌を含んでいる場合があります。

その口内状態で犬に顔を舐められるとパスツレラ病という感染症を発症し、最悪の場合命に関わる事もあります。

また、飼い主の顔を舐めることで一緒にお化粧の粉も口に含んでしまう恐れがあり、その結果体調を崩してしまう場合もあります。

そのため、特に免疫力が低い幼児や子供などに犬が顔や口を舐めることは極力控えたほうが良いでしょう。

犬が飼い主の顔や手を舐めてくる理由とは? ~まとめ~

今回は犬が人間の顔を舐める理由やその心理について詳しく解説しました。

犬はイヌ科としてのもともとの習性がその行為をすることに大きく関わっており、飼い主との主従関係や信頼関係を示すためのコミュニケーション手段として人間の顔を舐めるという行動をします。

その他にも空腹感や不安感、ストレスなど犬自身の心理状態や精神状態を飼い主に対して訴える際に同じような行動をします。

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いずれにしても、犬にとって飼い主の顔を舐めるという行為は重要なコミュニケーション手段の一つであるため、飼い主はそれらのサインをしっかり判断し対処してあげる必要があるのです。

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