立憲民主党内外で表面化する"枝野降ろし"…都知事選で明らかとなった枝野代表のオワコン化

たたでさえ国民からの支持が得られない野党第一党・立憲民主党、その代表である枝野幸男氏の求心力の低下が止まらない模様。存在感のV字回復を狙い、都知事選で存在感を必死にアピールしたものの…結果はお察し。

コットンの洗武者 さん

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▼先の都知事選で、宇都宮けんじ氏の支援についた立憲民主党

独自に候補者を出すことができなかった立憲民主党は、共産党や社民党と共に無所属の宇都宮氏を支援

 立憲民主党は東京都知事選(18日告示、7月5日投開票)で党独自の候補擁立を見送る方針を固めた。すでに立候補表明している元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏を支援する方向だ。

ちなみに国民民主党は、党としては宇都宮氏を支援していない。

6月29日の演説には、野田元首相をはじめとする各党のトップが銀座に集結した。

東京都知事選(7月5日投票)で宇都宮けんじ候補を何としても知事に押し上げようと28日、東京都中央区の銀座歩行者天国で、日本共産党の志位和夫委員長、立憲民主党の枝野幸男代表、野田佳彦衆院議員(前首相)、福島瑞穂社民党党首が、宇都宮氏とともに街頭演説を行いました。

まさに今の日本の政界を代表する悪役連合…。

・今回の都知事選は、枝野代表の沽券にも大きく関わっていた

野党を代表して存在感を示すはずが、れいわ新選組・山本太郎氏の出馬で計算が狂う

背景には枝野氏らの焦りがある。当初、野党統一候補の擁立をリードして次期衆院選へ存在感を示そうとしたが、れいわ新選組の山本太郎代表はこれを拒否し、同党公認で出馬。国民民主党は自主投票となった。
 「消費税率5%」を掲げ、立憲主導の野党共闘と一線を画す山本氏は昨年の参院選でれいわを躍進させた実績がある。立憲内にも「革新色」の強い宇都宮氏の支援に異論がくすぶり、中堅の一人は「宇都宮氏が山本氏の後塵(こうじん)を拝せば野党第1党のこけんに関わる。執行部の責任問題になる」と指摘した。

山本太郎氏に最も振り回されたのは、東京都民よりも枝野代表だったのかもしれない。

・結果、小池百合子氏には大惨敗を喫したが、宇都宮氏は2位でギリギリセーフ

任期満了に伴う東京都知事選挙が5日投開票され、現職の小池百合子氏(67)が再選を決めた。1期目の実績や新型コロナウイルス対策の推進などを掲げ、元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(73)や、れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)らを破った。
(中略)
開票作業は6日未明に終了し、各候補者の得票数が確定した。小池氏は366万1371票を獲得。前回の約291万票を上回った。次点の宇都宮氏に約280万票の大差をつけ圧勝した。

都知事選で枝野氏がその存在感を示そうとした背景には、立民内外に浮かび上がる"枝野降ろし"の風潮がある

▼党内からも吹き荒れる枝野代表に対する不満・不信

・小川淳也氏「立憲民主党はいまだに枝野私党」

5回の当選中4回が比例での当選という、「民意とは?」と問いたくなる存在の議員。
左翼界隈では期待のエースとして、「統計王子」と呼ばれているとか。

急にメディア露出が増えた彼が、朝日新聞の発行する「論座」で座談会に登場し、枝野代表をボロクソに批判した。

小川 私は民進党末期に前原代表を近くで支える立場にいましたので、希望の党の顚末には責任があります。ただ、あのとき、枝野さんが立憲民主党を打ち立てたことは大きな政治的功績です。しばらくは枝野さんの独裁が、党内で正当性を持つ状況でした。しかし、言葉遣いには気をつけなきゃいけませんが、立憲民主党はいまだに枝野私党です。

・人材がどんどん流出していく立憲民主党

記憶に新しい、都知事選を巡っての須藤元気氏の離党表明

2019年の参院選比例区で当選した元格闘家の須藤元気参議院議員が、立憲民主党に離党届を提出し、会見で涙を見せた。
(中略)
須藤議員は、離党の理由について、東京都知事選で宇都宮健児氏を支援する立憲民主党の方針に反し、れいわ新選組の山本太郎代表を支持することや、消費税減税をめぐる党執行部との温度差をあげ、野党は「消費税5%」の政策で1つになって戦うべきだと訴えた。

山尾志桜里氏「立憲民主党に立憲主義はない!」⇒離党

立憲民主党の山尾志桜里衆院議員は18日、衆院議員会館で記者会見し、離党届を提出したと明らかにした。山尾氏は「立憲主義、民主主義への考え方、理解が党との間で随分ギャップがある」と理由を説明。野党共同会派にはとどまる考えを示した。

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