ランドアップは危険な除草剤!?製品の特徴や安全性もご紹介

ラウンドアップという除草剤をみなさんご存知でしょうか?安全性が証明されている除草剤にも関わらず、一方では“発ガン性がある”と指摘した論文も発表されています。ラウンドアップ製品の特徴や安全性、論文内容などまとめて紹介していきます。

jaks1ns さん

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ランドアップとは

ラウンドアップ (英語: Roundup)とは、1970年にアメリカ企業のモンサントが開発した除草剤(農薬の一種)。

有効成分名はグリホサートイソプロピルアミン塩。グリシンの窒素原子上にホスホノメチル基が置換した構造を持つ。イソプロピルアンモニウム塩ではないグリホサート自体の分子量は169.07で、CAS登録番号は1071-83-6である。

日本での商標権(登録商標第1334582号ほか)と生産・販売権は、2002年に日本モンサントから日産化学工業へ譲渡され、保有している(ただし2013年5月現在、日本で販売されているラウンドアップは、ベルギーにあるモンサントのアントワープ工場で生産されたものを輸入している)。

なお、長らく開発から販売を手掛けてきたモンサント(アメリカ合衆国)は、バイエル(ドイツ)が2016年に買収を発表し、2018年に買収を完了したため、以降はバイエルの子会社の製品という位置づけとなる[2]。

ランドアップを代表する2つの製品

ランドアップから販売されているのは次の2つの製品です。

①ラウンドアップマックスロード

米国モンサント社の特許技術トランゾーブテクノロジーに磨きをかけ、さらに強力な活性成分の吸収・移行力を実現!

自社試験では、散布後1時間でラウンドアップハイロードの2倍以上の活性成分が植物体内へ移行することが実証されています。

試験場所:
日産化学工業(株) 生物科学研究所(2006年)
試験草種:
スギナ
処理方法:
スギナ地上部の中心からやや上の袴部に各薬剤の25倍希釈液をガラスマイクロシリンジで4ulを滴下処理。
その後、所定時間に水洗浄後、スギナの地上部と地下部を分析し、グリホサート量を測定した。
トランゾーブテクノロジーⅡの採用により、ラウンドアップハイロードに比べ

活性成分の葉からの吸収量、根への移行量が大幅にアップ


赤い部分が移行した活性成分。
移行した成分量の差がはっきり分かります。

散布後4時間後の結果です。

優れた界面活性剤が除草効果の大きな違いをもたらします。

試験方法:
活性成分量を揃えた圃場試験
試験場所:
(財)日本植物調節剤研究協会 研究所(2006年)
試験草種:
スギナ
処理方法:
各薬剤に含まれる活性成分(グリホサート)量を等しくした薬液を調製し、スギナに各薬剤を散布処理し、1時間後に人工的に2mmの雨を降らせた。
処理25日後に観察を行った。

僅かな時間で、活性成分を根まで届けます。

再生試験(クリッピングスタディ)
試験場所:
米国モンサント社 研究所(2006年)
試験草種:
ソルガム(草丈25cm)
処理方法:
ソルガムに各薬剤の50倍希釈液を散布処理し、20分経過後に茎部を切除し、その後植物の再生を待ち、処理24日後に観察を行った。

②ランドアップマックスロードALシリーズ(シャワータイプ)

▼一年生の雑草からスギナ・多年生雑草まで使える

一年生の雑草から、枯らしにくい多年生の雑草まで、さまざまな雑草に使えます。

根が深く、枯らしにくいスギナもしっかり枯らします。

スギナの枯らし方

スギナの草丈が20~30cm位に生えそろった春に、スギナ全体が濡れて滴るぐらい丁寧に(75~90ml/㎡)葉に散布してください。
スギナ防除に際しては、スギナ発生初期及び生育衰退期では効果が劣るので、生育盛期に散布すること。また、スギナが他雑草の中に埋没しているような条件の散布では効果が劣ることがあるので、スギナに十分かかるように散布すること。

枯らしにくい、大型多年生雑草やつる植物も、根までしっかり枯らします。

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