お金の使い方は人それぞれなので、営業マンに言われるがままに限度額いっぱいに借りてしまうと、必ず家計は赤字になる恐れがあります。一般論として、現実的な借入金の目安は年収の6~7倍と言われています。
住宅ローンが払えない人が考えるべきことは?
マイホーム購入の際に住宅ローンを組む人がほとんどでしょう。
しかし、無計画にたててしまうとローンが支払えなくなってしまいます。
今回は、住宅ローンが支払えない人が考えるべきことについてまとめました。
住宅ローンを組む前には、しっかりと資金計画を立てることが大切です。この時点であまり深く考慮せずに進めてしまうと、後々後悔することにもなりかねません。
仮に予期せぬライフスタイルの変化などによって、計画通りに貯金ができなくなってしまった場合に、繰り上げ返済済をするのが厳しくなります。35歳の時に住宅ローンを組んだら、完済時の年齢は70歳で、定年後も住宅ローンを支払い続けなければなりません。
滞納して1~3ヶ月が経過すると督促状や来店依頼が届きます。すぐに返済すれば問題ないですが、そのまま放置していると、裁判所から差押通知が届き、家は競売にかけられてしまいます。
都合に関係なく強制的に家を追い出されてしまう可能性もあるのです。住宅ローンが払えなくなったら、もうこの流れ通りに進まなければならないかと言いますとそういうわけではありません。
「任意売却」という方法があります。不動産を売却しても債務(借金)が残ってしまう場合に、不動産の売却価格以上の返済をせずに、抵当権の抹消(お金を貸した金融機関等がその不動産に対して有する権利を外すこと)が行える売却方法です。
競売を避けるためには残金をすべて返却するしかありませんが、それが可能であれば、そもそも住宅ローンを滞納するはずがありません。 払いたくても払えない、でも競売で家を失うのは避けたい。そんな方のためにあるのが『任意売却』です。
任意売却の進め方は通常の売却とほぼ同じ順序をたどります。競売は差押えであるのに対し、それを避けるべくローンの借り手(債務者)が自ら貸し手に売却を申し出るから『任意売却』。 実は、ローンの借り手(債務者)のみならず、貸し手(債権者)にもメリットのある売却方法なのです。
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