お客様の要望やライフスタイルから、必要な間取りや設備などを設計・製図していくのが設計の仕事です。注文住宅はゼロからつくっていくものですから、その骨組みとなる設計の仕事はとても重要。図面でしかなかったものが家というカタチで完成したとき、またお客様から喜びの声をいただけたときには、大きなやりがいを感じます。
建築業界のやりがいは?注目したい資格について
やりがいのある仕事と言えば、やはり建築業界ではないでしょうか。
今回は、建築業界のやりがいや注目資格についてまとめてみました。
建築士の仕事ならではの醍醐味は、やはり建物が竣工※したとき。設計図は真っ白な状態から完成品に向かって線を描きます。また建物の設計から竣工※するまで1年以上かかります。
建物は一度建てられると、そこから数十年は残り続けます。つまり建物の設計は、街をつくることです。将来経験を積んで、自分が生まれ育った街で独立起業することもできます。地元や地域の街づくりに貢献することも、やりがいを感じる瞬間です。
学校の種類としては、大学・短大・専門学校がありますが、建築学科か土木科かによって学ぶ内容や資格試験を受けられるタイミングに違いがあります。建築学科では、設計・製図の実習を中心に、建築史や都市計画などを学ぶことができます。
建築士の資格を得るためには、年1回実施される国家試験を受けます。試験によって実務経験の期間など受験資格が定められていますので、まずはそれをクリアする必要があります。一級建築士、二級建築士、木造建築士ともに、試験には「学科の試験」と「設計製図の試験」があり、両方に合格しなければなりません。
一級建築士資格は、二級よりもさらに受験要件が厳しく、学歴によってはキャリアに10年ほどの開きが生じるケースもありますので、進路の選択はきわめて重要といえます。
一級建築士までの最短ルートは、大学・短大・専門学校いずれかの学校の建築学科に進学し、卒業後すぐ二級建築士の資格を取得、2年間の実務経験を積んで一級を受験する、という道です。
一級建築士試験は、一次試験である学科試験でさえ、突破できる人は例年受験者全体の2割にも達しておらず、非常に狭き門となっています。
建設士とは、建築士1級・2級、木造建築士の3つがあります。
建物の設計、施工、工事監理の業務を行う、建築業界では最も重要な国家資格です。
建設設備士は空調や換気、排水や電気などの建築設備全般の知識を証明する資格です。建築士よりも上位に位置する資格で、設計や工事監理のアドバイスが可能になります。
受験資格は四大卒、1級建築士の取得、建築設備の実務経験が必要です。
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