じつは痩せない!?アフリカマンゴノキの真実を徹底究明!

ダイエット成分として注目を集めいている「アフリカマンゴノキ」についてまとめました。ところが、いろいろ調べていると、臨床実験の結果からいってもアフリカマンゴノキにダイエット効果があるとは言えないということがわかったんです。その真実やいかに!?

JYODEGGG さん

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ダイエット成分として注目を集めめているアフリカマンゴノキ

アフリカマンゴノキ(英名アフリカンマンゴ)は、アフリカやインドなどの熱帯の湿った地域、低木の集まる森に自生している植物です。

マンゴーのような黄色い果実をつけることから、その名前がつけられました。西アフリカでは、実を食べるだけでなく、樹皮や葉、根などを薬として用いてきたといいます。

▼他のマンゴーと大きく異るのは「種子」

アフリカマンゴノキが他のマンゴーと大きく異なる点は、その種子にあります。西アフリカのナイジェリアとカメルーンの原住民は、アフリカマンゴノキの種を「ディカナッツ」と呼び、さまざまな用途に利用してきました。

ナイジェリアでは、ディカナッツをペースト状に粉砕し、スープやシチューのとろみや味付けに常用しています。また、食用以外にも、美容や健康に役立つものとして長年親しまれてきました。

海外で注目を集めているダイエット効果とは!?

最近では、アメリカをはじめ、世界140カ国で放送されている人気健康情報トーク番組「ドクター・オズ・ショー」において、コロンビア大学の心臓外科教授のオズ医師が、アフリカマンゴノキのダイエット効果を取り上げたことから人気に火がつき、現在でもさまざまな研究が進められています。

カメルーンのヤウンデ科学大学の研究によると、102人の肥満者を対象にした臨床試験において、アフリカマンゴノキの種子抽出物を含んだカプセル、もしくは偽薬(プラセボ)を4〜10週間与えたところ、種子抽出物を摂取した群は、体重、体脂肪、ウエスト、総コレステロール、LDLコレステロールなどに有意な減少が認められています。

アフリカマンゴノキに期待されている効果とは?

①食欲を抑制する

私たちの身体には、脂肪細胞から分泌される「レプチン」と呼ばれるホルモンがあります。

このホルモンが脳内にある満腹中枢を刺激すると、食欲が抑えられ、満腹感を覚えるのです。肥満傾向にある人は、脂肪細胞から作り出されるC-リアクティブプロテイン(CRP)とレプチンが結びついて血液脳関門を通過できなくなって、レプチンが脳に届きにくくなり、過食になると考えられています。

アフリカマンゴノキにはCRPを減らして、レプチンとCRCの結合を抑制し、食べ過ぎ防止のシグナルを脳に届ける効果があると考えられています。

②生活習慣病の予防

アディポネクチンとは、脂肪細胞から分泌されるたんぱく質の一種です。

肥満度が高いほど、アディポネクチンの血中濃度が低下することがわかっています。

アフリカマンゴノキを摂取すると、このアディポネクチンの血中濃度が約2.6倍に増加したとの研究結果があり、肥満や糖尿病などの予防につながることが期待されています。

③糖の吸収を穏やかにする

炭水化物(でんぷん)は、私たちの身体にとって重要なエネルギー源のひとつですが、摂りすぎると肥満や血糖値の急上昇を招きます。

食事から摂取した炭水化物は、唾液などに含まれる消化酵素のアミラーゼによって分解されてから、体内に吸収されます。アフリカマンゴノキには、アミラーゼの働きを阻害して、糖の吸収を穏やかにする抗糖化作用があるとされています。

④中性脂肪の蓄積を抑える

食べ過ぎて余った糖質は、体内に中性脂肪として蓄えられます。

アフリカマンゴノキには、グルコース(ブドウ糖)を中性脂肪に変換するのに関与する、酵素グリセロール-3-リン酸デヒドロゲナーゼ(GPDH)を阻害する働きがあるとされています。

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