過払い金請求を依頼した弁護士・司法書士とのトラブルまとめ

いまだにたくさん目にする弁護士や司法書士事務所の過払い金請求のCMやネット広告。
借金から払いすぎたお金がもどってくるのは嬉しいことだけど、弁護士や司法書士事務所とのトラブルも後を絶たないようです。どんなトラブルがあるのかまとめてみました。

南天果実 さん

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過払い金無料簡易診断のトラブル

電話やwebの入力フォームだけで過払い金がいくら発生しているか調べてくれるサービスが流行っています。ほとんどが無料でできるものなので、自分に過払い金があるのかどうか、あるとしたらいくらあるのか、気軽に知ることができるので便利なサービスです。

ただし、トラブルもあるようなので注意が必要です。

無料診断は電話で聞いた内容やWEB上で入力された情報をもとに過払い金を試算しているだけの、あくまで概算の金額になります。

聞き取りが甘い事務所の診断だと事前の無料診断では、過払い金が発生していると言われたから依頼したのに、結果として過払い金は発生していなかった・・・なんてこともあるようです。

出典 過払い金無料簡易診断のメリットとデメリットになるトラブル

最悪の場合、「過払い金で借金がなくなりますよ!」と言われたから依頼したのに、結果は借金が残りブラックリストに載ってしまった・・・なんて結果になることも考えられます。

色々な事務所の診断を受けて、過払い金の額が1番多い診断結果をだした事務所を選ぶ人もいらっしゃるようですが、最終的に必ず行うことになる引き直し計算の結果はどこの事務所でも同じ計算結果になりますので、無料診断で過払い金が多い診断結果をだした事務所に行く意味はありません。

NPO法人に依頼してトラブルに発展

NPO法人とは、ボランティアなど非営利活動を行う団体のことです。「非営利」などと聞くと費用が安いのではないか?と依頼したくなるかもしれませんが、NPO法人への依頼はさまざまなトラブルに発展しているようです。
高額な費用の請求、回収した過払い金の着服、という話も聞きますし、弁護士や司法書士を紹介することによって紹介料を払わせたといった話もあります。そもそも紹介料をとることは違法です。
また、過払い金返還請求の代理人になることができるのは、弁護士か認定司法書士だけです。資格を持っていない者による過払い金返還請求は非弁行為として罰せられます。
このようにトラブルの多いNPO法人への依頼はやめておいた方が得策と言えます。

過払い金を着服する悪徳弁護士や悪徳司法書士

貸金業者と和解した内容や、裁判の内容と違った内容を依頼者に報告し過払い金を着服する司法書士や弁護士もいるようです。

完済していた借金の過払い金請求をして、返済すべき借金が残っていたと偽って過払い金を着服するケース。

借金を返済中に過払い金請求をした場合、借金を上回る過払い金があったが、依頼者には過払い金によって借金がなくなったことだけを伝えて、借金を上回って返ってきた過払い金を着服するケース。

過払い金請求は、貸金業者と話し合いで和解した場合は和解書を作成し、裁判で判決が出た場合は判決書が作成されます。和解書や判決書の提示を要求し、和解や判決の内容を確認するようにしてください。

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