「総合栄養食」とは、ペットフードのうち、犬又は猫に毎日の主要な食事として給与することを目的とし、当該ペットフードと水だけで指定された成長段階における健康を維持できるような栄養素的にバランスのとれた製品であって「ペットフード公正取引協議会」の定める試験の結果を基に定められています。
小型犬・超小型犬には次のようなドッグフードを選んであげましょう。
・ドッグフードの中でも総合栄養食を選ぶ
・主原料が良い肉であるものを選ぶ
・良い油脂を使ったものを選ぶ
・穀物には気を付けて選ぶ
・化学物質に気を付けて選ぶ
・犬が食べやすいものを選ぶ
今回は、ぞれぞれに関して特に留意すれば良いのか解説していきたいと思います。
ぜひ、ドッグフードを選ぶ際の基準にしてみてください。
基本的に、総合栄養食は上記のように定められています。
少し難しいですが、要はそのペットフードと水だけで栄養バランスが取れて、健康を維持できるようなものということです。
小型犬は、胃が小さいので大型犬に比べて栄養の調整が難しいです。おやつなどを用いる場合には、量を細かく調整して与えなければいけないので総合栄養所苦を正しく量与え続けることをオススメします。
人間のようにたんぱく質、炭水化物、脂質・・・などをバランスよく摂取しなければいけないイメージがありますが、犬はそうではありません。
犬はタンパク質を多く摂取することが大切です。
また、ドッグフードでたんぱく質を摂取させるうえで気をつけなければいけないのが4Dミートと呼ばれるものです。
この4Dとは、
・Dead「死んだ動物の肉」
・Dying「死にかけた動物の肉」
・Disabled「障害のある動物の肉」
・Diseased「病気の動物の肉」
のことで、これらの肉を使用しているドッグフードを存在しているので注意が必要です。
他にも、
・○○パウダー
・○○ミール
・○○副産物
などの記載がある場合には、本来食べるべき部位ではないものが含まれている可能性が高いので注意しましょう。
犬にとって油脂は、毛並みの維持に使用される大事な栄養素の一つです。
ただし、油脂が含まれていれば何でも良いというわけではありません。
動物性油脂
など、表現が曖昧な油脂が含まれている商品は避けましょう。
一方で、
・サーモンオイル
・チキンオイル
など由来が明白なものは安心して買うことができます。
穀物が含まれているものは全部ダメという意見をよく目にしますが、実はそうではありません。
この記事で正しく理解して、正しいドッグフード選ぶをしましょう。
穀物関連でよく目にするのは、「グルテンフリー」や「グレインフリー」という言葉です。
まずは、これらの言葉について解説します。
簡単に言いますと、「グレインフリー」は穀物を使用しないで作られたフード。穀物とは、お米や小麦、大麦などの麦類、トウモロコシなどを指します。また、「グルテンフリーとは」小麦などに含まれるたんぱく質で、小麦アレルギーの原因となる物質です。
要約すると、
・穀物不使用のものをグレインフリーという
・穀物中のたんぱく質をグレインという
・グレインフリーなら必ずグルテンフリーである
・アレルギーの原因はグレイン
ということになります。
なので、グレインフリーと書いてあるものでも、グルテンフリーと書いてあるものでもどちらを選んでも大丈夫ということです。
しかし、上記のようにグレインフリーである必要はありません。
甘味料、着色料、香料など化学物質には注意が必要です。
人間に有害であるのと同様に、犬にとっても有害な物質が多いです。
特に、
・BHA(酸化防止剤)
・BHT(酸化防止剤)
・亜硝酸アトリウム(着色料)
などには注意しましょう。
ただし、添加物をが完全に使用されていないドッグフードはなかなか無いのである程度の許容は必要です。
※追記
ワンズライフという商品が、無添加ドッグフードのようです。
こちらの記事ではあまり良い評判は書かれていないようです。
ワンズライフには人工添加物が使用されていません。人工添加物には着色料や発色剤、香料などがありますが、ワンちゃんは色で食欲を左右されることがないため着色料や発色剤は意味のないものです。また、香料も原材料に嗜好性があれば不要なものです。
出典 アンドペット
超小型犬・小型犬が食べやすいものを選んであげましょう。
体のサイズという観点でいえば、
・粒が小さい
・柔らかい
・飲み込みやすい
ものを選んであげるとよいでしょう。
また、犬の年齢に合ったものを選ぶようにしてあげることも重要です。
年齢の低い犬には成長に必要なエネルギーが摂取できるようにカロリーの高めのドッグフードが向いていますし、逆に老犬であるならカロリーの低めのドッグフードが向ているといえるでしょう。
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