建設現場において施工計画書の作成、安全の遵守、第三者との調整などを行う現場のエキスパートとして建設業法の中で以下の措置が取られています。
「施工管理技士」とは、建設業法で定められた国家試験である「施工管理技術検定」の1級または2級合格者を指します。この試験は国土交通省の指定実施機関が毎年行う試験となり、試験日程や受験資格はその年度に官報で発表されます。
工事の各段階における施工手順や施工速度などといった工程を、上手に計画・管理する必要があります。現場の安全性の確保はもちろんですが、生産性や会社の利潤も考慮して、総合的に現場の工事を管理することこそ、施工管理技士が行う業務の一つ工程管理です。
1級「施工管理技士」は、特定建設業および一般建設業の許可基準である「営業所の専任の技術者」および建設工事の現場に配置される「監理技術者」または「主任技術者」になれます。特に、「指定建設業」の特定建設業においては「営業所の専任の技術者」や「監理技術者」は、原則として1級「施工管理技士」等の国家資格者に限定されるため、重要な資格となっています。
公共工事における総合評価落札方式で、会社の技術力をより的確に把握するため「施工管理技士」を加点対象にしている発注機関が増加する傾向にあります。
建設業界における 一級建築施工管理技士に対する評価は極めて高く、資格手当といった給与面での好待遇や、職場の中心人物としてワンランク上の役職につくことも期待できます。
建築施工管理技術検定には2級技術検定試験と1級技術検定試験があり、これらに合格すると2級建築施工管理技士や1級建築施工管理技士を名乗ることができます。
建築施工管理技術検定の受験資格における実務経験とは、種別ごとに下記の工事を行っている場合を指します。
なお、1級建築施工管理の実務経験は、種別を問わず下記のすべての工事が実務経験として認められます。
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