全くの初心者のうちは、FXの為替レートの読み方さえもよくわからない、という方が少なくありません。
為替レートの読み方がわからないと、そもそも自分が取引コストにどれほどかけているのかすらわからなくなってしまうことも。というわけで、今回はFXの為替レートの読み方について解説します。

FX初心者で為替レートの読み方がいまいちわからない、という方はぜひ参考にしてください。

FX会社で通貨を購入する際には、手数料である「スプレッド」がかかってきます。

2wayプライスを見ると、ビッド（売値）とアスク（買値）の差がわかります。スプレッドは変動するものですので、為替レートのスプレッドをの読み方として最もてっとり早いのは、売値と買値の差を見ることです。

売値（ビッド）と買値（アスク）の差が0.3銭の場合は、スプレッドは0.3銭。分かりやすいですね。

このスプレッドこそがFX会社の利益となる部分ではあるのですが、投資家である私たちにとっては「マイナス」部分です。スプレッドの幅は狭いFX会社の方が、利益が取りやすくおすすめです。

FXの為替レートである「2wayプライス」表示のメリットは、先述の通り「スプレッド」つまりFXで取引する際のコストがどれだけかかるかが一目でわかること。

これが仮に、買値（Ask）しか表示されていないのであれば、いったい売値との差がどれほどあるのかがわからなくなってしまいますよね。

取引の透明性が確保でき、スプレッドが一瞬でわかる。これこそが、2wayプライスのメリットです。
何気なく見ている為替レートも、読み方を知ることでそのメリットや意味がわかってきますね。

さて、FX初心者が為替レートの読み方がわかってきたときにやりがちなのが「為替レートをぱっとみて、上がりそうだから取引をする（通貨購入する）」ということ。

為替レートを見ているときに、どんどんと値上がりしているとつい買いたくなる気持ちは分かります。ですが、為替レートだけを見て取引してしまうのは非常に危険です。

為替レートの読み方がわかった上でまずやって欲しいのが、今度は「チャートの分析」。

チャート分析には、様々な「テクニカル指標」が役立ちます。
テクニカル指標とは、通常のチャートに様々な情報を加えて、分析しやすくカスタマイズしたものです。

チャートを分析したいなら、先述の通り「テクニカル分析」は必須です。
テクニカル分析を使うと、簡単に言えばチャートの節目、買い相場と売り相場が転換するところがどこか、というのを予測できるようになります。

あくまで予測でありますので、現実には経済指標やニュースなども参考にする必要はあります。ですが、多くのトレーダーが利用しているものですから、知っておかないと、情報不足になってしまいます。

初心者からいきなりテクニカル分析を使いことなすことは難しいと思いますから、まずはローソク足の一般的なチャートの見方から知り、徐々に慣れていきましょう。

FXの初心者さんは、まず2wayプライスの為替レートの見方を覚えましょう。

FXの為替レートの見方はシンプルで、同時に「買値（アスク）」と「売値（ビッド）」が表示されているので、現在どの値段で買えるのか、売れるのかをチェックするだけです。

買値と売値の差は取引コストのスプレッドですから、差がどれくらいあるのかも把握しておきましょう。

為替レートだけを見て取引してしまう方は多くはないと思いますが、見ているレートがどんどん上がっていくからといって安易な取引をするのは危険です。

きちんと相場を読み、チャートを分析した上で取引するようにしてください。