ワンルームマンションとは単身者向けの設備を備えた20平方メートル前後のマンションです。単身者向けであるため、入居者は学生や若い社会人が中心です。
昨今の晩婚化に伴い、30~40代でも住む人が増えています。
ワンルームマンション投資が持つ魅力
不動産の中でもはじめやすい投資なら、ワンルームマンション投資。今回は、ワンルームマンション投資のメリットや注意点を紹介していきます。
ワンルームマンションの特徴は、1人で生活するために必要な設備が部屋の中に盛り込まれている点になります。ファミリー向け物件とは違ってワンルームもしくは1Kの間取りが多く、バス、トイレ、キッチンなどが盛り込まれています。
16㎡前後の部屋の中にユニットバス、キッチンがあり、実際の部屋の広さは6畳に満たない狭い部屋もありました。買う人は自分で住むわけではなく、いずれ値段が上がったら売る予定なので、極端な言い方をすると貸借人がつかなくても構わないのです。売る方もそれを見越して、なかには壁や床は薄い、管理人室がないなど、無駄を省いた(というか質を落とした)設計のマンションも見受けられました。
現在のワンルームマンションは確実な家賃を得ることが重要な目的なので、立地、建物の質、住居の広さ、室内の整備などが、バブル期とは比べものにならないくらい立派になっているのが特徴です。なかにはファミリータイプと見分けがつかないくらいの豪華設備のワンルームマンションもあります。
銀行にお金を預けても1%の金利もつきませんが、ワンルームマンションに投資をすると新築ワンルームで2~3%、中古ワンルーム4~6%程度です。投資効率から考えても段違いです。
投資用不動産をローンで購入した場合、マイホームのローンと同じように団体信用生命保険がつきます。団体信用生命保険は、ローン購入者に万が一のことが起きた場合、ローンが完済される仕組みです。
家賃収入を得ながら、万が一の保障としても活用できるのです。
ワンルームマンションなら手間がかかりません。たいていのことは管理会社にお任せなので、オーナーがすることはほとんどありません。任せられる部分が多いというのは、忙しいビジネスパーソンにとって時間的にも安心できます。管理面を手抜きし、失敗する不動産投資の例は枚挙にいとまがないですから、これはありがたいですね。
不動産を手放すときも、ワンルームマンションであれば、自宅用、セカンドハウス用、投資用などとしての需要をある程度見込むことができます。立地が良ければ、買い手も比較的見つけやすいでしょう。
逆に、自分がワンルームマンションに投資をしたいと思ったときにも、物件数が多いですから、条件に合う物件を探しやすくなります。
中古マンションは、新築や築浅物件よりも購入価格は安いものの、耐用年数が短いというデメリットがあります。築30年を超える物件であれば、大規模なメンテナンスを迫られているケースも多々見受けられるのが現状です。
失敗しないためには築年数・立地・面積などが同等の周辺の物件と比較して、保証されている家賃の金額が適切であるのかをチェックしましょう。
マンションの仕様や立地条件だけでなく、ワンルームマンション経営を始めるタイミングを見極めるには、その市況を読み、ターゲットとなる物件を的確に絞り込むことも重要です。
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