家族信託を司法書士に依頼する人が多い理由とは?

認知症などの万が一正常な判断ができなくなった場合に備え、家族信託を司法書士に相談する人が増えています。
なぜ司法書士が人気なのか、その理由を特集しました。

FC2USER577663JIL さん

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家族信託を個人で行う事が難しい理由

司法書士に依頼すると、もちろん費用がかかります。
ですが個人で家族信託をおこなうのは難しいので、出費を考慮してもなお専門家への依頼がおすすめです。

家族信託の基礎となる信託法は平成18年12月に改正された、まだまだ新しい法律です。その為、条文の解釈に争いがあったとしても、それを解決してくれる判例はありません。

何十年も先を見越した契約の内容を考える必要があり、そこに家族信託の難しさがあります。

専門家に手続きを依頼する場合、家族信託の導入時にはまとまった費用がかかってしまうのは事実ですが、信託が必要な方にとっては費用以上の安心感や効果を得られると考えています。

司法書士のお仕事内容

そもそも司法書士とは、どういった仕事をおこなう資格なのでしょうか。
司法書士の基本について、ご紹介します。

司法書士は、他人の依頼を受けて、裁判所や検察庁、法務局に提出する書類を作成する仕事や、登記手続について本人を代理して行う仕事をしています。

個人や企業などの依頼に対し「法律に関する書類を作成する」、「法律上の手続きを代行する」のが、司法書士のお仕事です。

具体的な仕事内容

司法書士法(訴訟や登記、供託などに関する手続きを円滑に進め、国民の権利の保護に貢献するため、司法書士の制度を取り決め、適正な業務を行うことを目的ととする)に基づいた仕事を行います。

家族信託を司法書士に依頼するメリット

家族信託を相談できる資格保有者は、司法書士以外にも存在します。
そんな中でも司法書士に相談するメリットは、どういった点なのでしょう。

まだまだ実例が少なく、財産上のトラブルが起こる可能性もありますから、その疑問や不安を解消するためにも、弁護士や司法書士といった専門家に相談することは有効な手段といえるでしょう。

専門家に相談することはその分費用がかかりますが、トラブルへの対処法であったり、不安な気持ちをぶつけたりする相手がいるということで、気持ち的にも非常に心強いはずです。

弊法人では相続について年間600件を超えるご相談をお受けしておりますが、ご家族の「数」だけ相続の「カタチ」がございます。

家族信託を司法書士に依頼するために用意しておく費用相場

専門家に相談するとなれば、やはり気になるのは費用面でしょう。
実際の費用案内を例に、司法書士に家族信託を依頼する際の、費用相場を理解しておきましょう。

司法書士の手数料はオープン価格なので、司法書士毎により異なりますが、数万円程度が相場です。

■宮田総合法務事務所

信託財産に不動産を入れる場合、第二段階として、当該不動産の管理者たる「受託者」の名前を不動産登記簿に掲載するための“信託登記”が必要になります。
この信託登記に関する費用(登録免許税・司法書士の登記手続報酬)は、別途になります。

宮田総合法務事務所
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町一丁目18番3号 サニーシティ吉祥寺802号
TEL:0422-23-7808

■司法書士柴崎事務所

家族信託を組むには、スキーム設計(コンサルティング)報酬、公正証書作成の公証人手数料、信託の登記の司法書士報酬と実費などがかかります。

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