過食嘔吐を綴ったブログから学ぶ摂食障害を克服したきっかけ

過食嘔吐を繰り返す負のスパイラルから抜け出せないという方も大勢おられます。
心の病と言われますが、過食嘔吐に至る過程は人それぞれです。
ここでは過食嘔吐を綴ったブログから克服のきっかけとなるヒントを読み解いてみましょう。

FC2USER818906FAI さん

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過食嘔吐について

過食嘔吐とはどのような摂食障害なのでしょうか。

■過食嘔吐とは?

神経性過食症とは、食のコントロールができなくなり、頻繁に過食をしてしまう病気です。神経性大食症と呼ばれることもあります。過食に加え、嘔吐など、体重を増やさないための行動が見られますが、どちらも人前では出ない症状のため、周囲は気付かないこともあります。

過食嘔吐とは、過食した後に体重を増やさないために自ら指を喉に入れるなどして嘔吐する症状を発症する食べることへのコントロールができなくなる疾患です。

■過食嘔吐になる原因

• 周りから肥満だとからかわれた
• 対人関係の悩み
• 家庭環境の問題
• ストレスを感じる出来事
• 摂食障害を引き起こす遺伝子
• スリムな体型が良いとされる社会的背景

過食嘔吐に陥る原因のほとんどはダイエットによるものですが、他にも体型をからかわれたりストレスも原因になります。
体重が減ることで得られる達成感を求めるうちに、反動で過食症になり太りたくないために嘔吐します。

■過食嘔吐の治療方法

最初は「過食ゼロ」よりも、食事の規則性やコントロール感を取り戻すことを目指します。このために、毎日の生活パターンを把握し、生活のリズムを決めます。その上で、薬物療法、心理療法(認知行動療法など)を行います。
薬物としては、SSRI(注)などの抗うつ剤が過食嘔吐を減らす効果があると言われています。

いきなり過食を止めるのではなく、規則正しい食生活を目指します。
薬物療法や心理療法、抗うつ剤などの薬を用いる場合もあります。

ブログから読み解く過食嘔吐を克服したきっかけ

どのように過食嘔吐を克服したのでしょうか?

■子供が欲しいと思ったことがきっかけ

彼のために、赤ちゃんがほしいと思うようになります。けれど、生理が安定しなければ妊娠は望めない。今度こそ、本当に治したいと、心の底から思いました。

結婚後に子供を望んだ時、健康な体になることを決意したことで治療を始めることができたそうです。

■このままではいけないと思ったことがきっかけ

このままでは、自分が駄目になる

と強く思うようになりました。

でも簡単に、過食嘔吐を辞めたくても依存しているので辞められません。

泣きながら食べて、泣きながら罪悪感で吐くの繰り返し。

段階的に生活習慣から自分で変えていきました。

過食嘔吐により体も異常をきたし、このままではダメになると意識改革を少しずつ行ったことで克服のきっかけとなったそうです。

■海外留学がきっかけ

そんな私に転機が訪れたのは大学2年生の秋、スウェーデンへの1年間の留学でした。

出発前は、留学で悪化しないかと心配でしたが、最初の数ヶ月の間に2回ほど過食嘔吐しただけで、あれほど酷かった症状がほぼ良くなりました。

ダイエットをきっかけに拒食から過食へうつり、過食嘔吐を繰り返していましたが、海外留学をきっかけに克服したそうです。

過食嘔吐による二次障害

過食嘔吐を繰り返すことで引き起こる二次障害について説明します。

■嘔吐が引き起こす二次的症状

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