ビルトインガレージは、車を家の内部に入れる為に、大開口が必要です。1階に大開口があれば、通常の木造住宅では耐震性が低くなってしまいます。
ビルトインガレージはなぜ鉄骨住宅が多いのか
男の遊び心くすぐる、ビルトインガレージ。
そんなビルトインガレージは、鉄骨住宅が多いのが特徴となっています。
その理由や、作るときのポイントなどをまとめました。
地震の時は木造住宅よりも揺れると言われていますが、理論上は揺れてエネルギーを吸収しているから揺れを感じるのであり、体感としては木造住宅とそこまで大きな変わりはありません。
何よりも、鉄骨住宅は想定外の大きな地震があっても一気に崩れたりしないのが安心できるポイントです。
鉄は木材に比べて腐食しにくいため、サビない限りは100年でも耐久します。
各ハウスメーカーでは最新技術によって鉄がサビないための工夫が行われているため、安心して長い間住める住宅が作られています。
ビルトインガレージのコストですが、家と一体となっているため、駐車場単体でコストを割り出すことは難しいものです。しいて平均的な坪単価をあげるとすれば、クルマ1台分が入るスペース(4~5坪程度)で200万円~300万円くらいを基準にしてみるとよいでしょう。
ビルトインガレージの面積が延べ床面積の1/5までであれば、容積率を計算する延べ床面積から除外することができます。これがコスト面でどのようなメリットをもたらすのでしょうか?
それはずばり、固定資産税が安くなり、ランニングコストの負担が減るという訳です。何年にもわたり払い続けなければならない税金なので、馬鹿になりませんよ。
ガレージハウスに関しては、強度確保や高さの問題などが出てきますから経験のある建築家に依頼するのが一番です。ガレージハウスは、まだまだ日本では一般的ではありません。ハウスメーカーでも、やっと商品のラインアップに上がりはじめてきたところ。知識の豊富な、安心して任せられる建築家への依頼が近道なのです。
ビルトインガレージはもとより、鉄骨住宅自体も比較的割高です。
とはいえ、安全性や税金面もしっかり考えて作ってもらう必要があります。
費用削減も大事ですが、実績のある優良業者にこだわって依頼することをおすすめします。
車から荷物を取り出すことが多いため、ガレージと玄関をつなぐ扉はあえてキーレスで開け閉めができるものを採用。使い勝手も十分の考慮された住まいになっています。
南欧風の外観や雨の日に特に便利なビルトインガレージ、吹き抜けの明るいリビング、豊富な収納など数々の希望をかなえたご夫妻。提案してもらったソファ後ろの垂れ壁はお気に入り。「とても快適な家。価格面でも満足です」
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