専属産業医は最低でも週3~4日、1日3時間以上勤務する産業医です。労働者が常時1,000名以上を超える場合は1名、3,000人以上の場合は2名の専属産業医を選任する必要があります。
産業医への報酬はどれくらい?相場や報酬体系について調べてみました
中小企業も産業医導入をするところが増えてきましたね。
しかし、産業医の報酬っていくらだと思いますか?
今回は産業医の相場や報酬体系についてまとめました。
当該事業場のみに属し、最低週3日1日3時間以上の勤務を行う産業医。
週1勤務で報酬額は年300万円〜400万円程度。もし週4勤務の場合は、年1,200万円〜1,500万円程度の報酬が必要です。
産業医もスキルによって報酬費用が異なります。1時間5万程度の産業医から1時間20万程度の産業医まで価格帯も幅広く、企業にあった医師も異なります。企業にあったスキルを持つ医師の選定は難しい為、産業医の紹介を行っている会社に相談するのも手段のひとつです。
産業医を専門に開業している個人事業主は、紹介会社よりやや高く見える印象を持ちますが、紹介会社に支払う人材紹介料などの初期費用がかからないため、個人事業主との契約は紹介会社経由とほとんど変わらないという見方も出来ます。
産業医の業務範囲や力量(スキル)に因るところが多く、そのために産業医の報酬はピンきりとなります。しかしながら、企業ごとの産業医に求めるニーズも各社ごとに異なるため、ピンきりとなっている方が逆に良いとも考えられます。
1回の訪問はおよそ2時間ほどですが、産業医の業務は交通時間も含めると半日拘束することになり、仕事をする医師の報酬としては約4~5万円となります。ここに企業が仲介すると当然さらに高くなります。産業医と企業を仲介するサービス会社では、契約時に紹介手数料として10万円程度かかり、月々の報酬額にも〇万円が上乗せされます。
直接契約をすると確かに安いのですが、多くの産業医は訪問以外関与してくれません。緊急事態にメールや電話で常時対応してくれる産業医はごく一部です。
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