入居者はいるもののかなり古い物件で、自分の子ども世代に残すのははばかられるのが実情です。
一棟マンションを売却すべきか?判断基準は?
不動産投資を目的として、一棟マンションを購入したが利益が上がらない。そんな悩みを抱えているのなら、売却を考えた方が良いかもしれません。今回は、一棟マンションを売りたい人に向けて、売却のタイミングや需要について解説していきます。
人気のない物件を所有し続けていても、維持費が増えていく一方で値下がりを止めることができず、利益はどんどん低下していきます。
そのため、素早く売ってしまえば、代金を得られるだけでなく、更に物件を所有するリスクを回避することができます。
物件のトレンドも、10年もすれば大きく変わりますし、最新の建築技術で建てられたもののほうが需要はあります。
以前の物件を売却した資金を、こうした新しい物件の購入費にあてることで、将来的に更なる利益を生むことが可能です。
建物は経年劣化をするので、定期的にメンテナンスが必要になります。
使用していない建物であっても、年数が経つごとに劣化していきます。
そのため維持費はかかってしまいます。
物件の売却は全てのリスクから解放されます。
保険でカバー出来る範囲でのリスクなら良いですが、物件価格に関するリスクは誰も補償してくれません。
様々な方法を用いても完璧なリスク管理は出来ません。
物件自体のリスクが低かったとしても全体の市況が下がるリスクを感じるのであれば、売却をして売買価格の値下がりのリスクを回避する事も一つの手です。
投資家の都心志向が強まっており、東京23区内、特に千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区の都心5区に需要が集中しています。背景にあるのは、少子化やライフスタイルの変化による東京への極端な転入超過です。
また、増加している外国人投資家も都心志向が強く、これらの層によって高い入居率が期待でき、安定した賃貸収入を見込める都心の収益物件が人気となっています。
売り出し時の稼働率はマンション物件の価値に直結します。仮に売却時に入居している人が退去したとしても稼働率の高いマンションは人気が高いと推測できるため、またすぐに新たな入居者が見つかるという期待値も高くなります。
マンションの外観は、いわば「顔」です。顔のお手入れが行き届いていないマンションは賃貸需要も低下するため、投資不動産としての魅力も低下します。定期的なメンテナンスによる美観の保持は一棟売却の成否にも大きく関わるので、修繕や補修によって美観が保たれているマンションは高値で売却できる可能性が高くなります。
アパートが常に満室になっているのであれば、安定した収入が得られている状態なので売却する必要性はそれほどありません。
しかし、以前は満室だったのに時折、空室が生じるようになったという状況ならば事情は別です。
そのときは満室にしてから売り出したほうが評価は高くなります。
これはわかりやすいタイミングでしょう。何らかの要因が作用して地価の上昇があったときを見計らって売却するというものです。
公示地価や基準地価を常にチェックをしておきましょう。仲介業者に依頼して、物件の査定価格を調べておくことも必要です。
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