中絶手術は女性の心と身体に大きな傷を与えかねないので軽視しないようにしよう

どうしても妊娠を中断しなければならない時、中絶手術という選択肢があります。
しかし中絶手術は女性の体にも心にもとてもつらいことです。
中絶について深く理解することが必要となります。

FC2USER008811KBP さん

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中絶可能な時期は決まっている

中絶は母体へのリスクなども考慮し、受けられる時期が決まっています。
ただし、その期間内でも週数が進めばリスクも費用も多くなるのでよく理解することが重要です。

■中絶できる期間は法律によって定められている

日本には母体の生命と健康を保護する「母体保護法」という法律があり、人工妊娠中絶は母体保護法に則り各都道府県の医師会が指定する「母体保護法指定医」によって手術が行われます。人工妊娠中絶が可能な時期は、妊娠21週6日までと定められています。

中絶手術ができる期間は法律によって定められているため、その期間を越えたら中絶を行うことがはできません。

■妊娠初期「12週未満」までの初期中絶

中絶手術には初期中絶と中期中絶があります。

初期中絶・・・妊娠12週未満
掻爬(そうは)あるいは吸引という方法の手術で中絶

妊娠してから12週未満の初期中絶の場合、吸引や掻把という手術方法で、やはり女性にとって負担がある手術です。
しかし中期中絶と比較すると「埋葬許可」などが必要ない中絶です。

■中期中絶はリスクが高い

つまり、妊娠12週以降〜22週未満までの期間に行う中絶がいわゆる「中期中絶」です。

妊娠12週を過ぎると、胎盤が完成し、赤ちゃんが子宮内である程度成長している状態なので、初期中絶に比べて手術が難しくなります。体への負担も大きく、入院も必要になります。

初期中絶と比較して体への負担が大きなものとなりますし、中期中絶は正式に「人工死産」というものです。
この場合、役場へ死産届が必要となり、埋葬許可証をもらい火葬、さらに霊園等への納骨も必要となります。

中絶手術はどんな方法で行われるのか

妊娠を継続することが難しいという場合、中絶手術を行うことになりますが、中絶手術はどのような方法で行われるのか、理解しておくことも必要でしょう。

■中絶手術はどんな方法で行われるのか

妊娠12週未満の初期中絶手術は、静脈性の全身麻酔を用いて寝ている間に10分ほどで終了する場合が多いようです。
手術法は子宮内にスプーンのような器具を入れて搔きだすソウハ法か、器具を使って吸い出す吸引法の2種類あり、患者さんの健康状態に応じて決定されます

手術は子宮内に器具を入れ書き出す方法と、吸引による方法、さらに中期中絶の人工的に陣痛を付けて行う方法があります。

■吸引による中絶手術

機械で陰圧をかけ金属棒を子宮内に入れ、吸引をかけることで吸い出す

特徴
主として胞状奇胎など、
特殊な病態のときに使用することが多い

手術時間が早いというメリットもありますが、洗浄、滅菌などがしっかりしていないと感染症リスクがあります。

■人工的に陣痛を起こし分娩させる中期中絶

中期中絶の場合、子宮内容除去術を行うには胎児が成長し過ぎており、母体の負担が大きくなります。そのため、子宮収縮剤で陣痛を起こし、通常の分娩と同じように胎児などを排出します。強制的に子宮口を開き、陣痛を誘発するため、強い痛みや出血を伴うことがあります。

人工的に陣痛を起こし分娩させるという方法なので入院が必要となりますし、子宮頚管を広げる処置を行い、陣痛を起こすので痛み、出血が伴うことも多いです。

中絶費用の目安

中絶を行っているクリニックなどによって、費用は様々ですが、病気によってやむなく妊娠をストップさせる以外、経済的な理由や年齢、その他自己事情による中絶は保険適用外となります。

■全額自己負担となる中絶費用の金額とは

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