前立腺がん(癌)は中高年の男性に発生し、おもにPSAという血液検査をきっかけとして発見されます。PSAの値が高いときには前立腺生検を行い、がんが検出されれば診断が確定します。CT検査やMRI検査を用いてがんの広がりなどを確認し、手術、放射線療法、ホルモン療法などで治療します。
前立腺がんの転移と再発における基本知識や治療方法
前立腺がんが転移や再発をした際にはどの様な治療方法が行われるのか、前立腺がんの基礎知識と合わせてご説明します。
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前立腺がんは経過が良好なことが多く、早期で治療を行った場合の5年生存率は90%を超えますが、一方で骨転移から見つかることもあります。前立腺がんが心配な人は泌尿器科を受診して検査を受けてみることをお勧めします。
以前のアメリカでは男性が罹患する癌の1位が前立腺がんで、死亡率も2位というものでした。
しかし、日本でも1995年頃から急激に前立腺がん患者が増加するようになり、1975年には罹患数(新たに前立腺癌に罹患する患者)が2000人程度でしたが、2006年には4万人以上に跳ね上がっています。
「抗アンドロゲン剤」だけをストップすることで、一過性の病勢低下がみられることがあります。
それから、「ヒドロコルチゾン」と呼ばれるホルモン剤を組み合わせることで、14%~60%にPSA値の低下、0%~25%に臨床的な効果がみられるそう。ただ、PSA値の低下は、通常2~4ヶ月間であるという報告があります。
前立腺がんの手術では、前立腺と精のうをひとかたまりとして摘出し、ぼうこうの出口と尿道をつなぎ直す前立腺全摘除術が一般的に行われています。最近では、より微細な動きができるロボット支援手術が保険適用になっています。
前立腺がんに限らず癌の再発予防に欠かせない要素は「免疫力」で、この免疫力を高めることにより、がん細胞の増殖を抑える強い体を作ることができます。
免疫力を高める体作りの基本は、やはり食事にあります。
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