みんなで大家さんは、その名からも分かるとおり、不動産投資商品の一種。通常、不動産投資をするには数千万円、数億円といった巨額の資金が必要となりますが、みんなで大家さんは一口100万円から出資に参加できます。
また運用期間が最長で3年と不動産投資商品にしては非常に短いことも特徴。投資商品は、運用期間が長くなればなるほどリスクが高くなると言われますが(不透明な要素が多くなるため)、投資期間3年という短期であれば、その分リスクも低く抑えられることになります。
みんなで大家さんって信頼できるの?怪しい噂の真偽は?
不動産投資の分野で一時期大変話題になった「みんなで大家さん」2012年には経営問題についてメディアやネットで注目を浴びたのも記憶に新しいところです。資産運用商品のなかでもさまざまなメリットを持ちますが、実際にはどうなのでしょうか?信頼できるかどうか、はたまた飛び交う噂の本当のところをまとめてみます。
一時期、不動産投資の世界で非常に注目された「みんなで大家さん」。
経営問題をクリアして現在、新たなスタートを切って運営しています。
ただ、信頼問題にまつわるさまざまな噂が飛び交っているのも事実です。
そもそもみんなで大家さんとはどういった商品なのでしょうか。
運営会社が取得した不動産の家賃収入を、分配金の原資とするシステムです。すでに家賃収入が確定しているため、分配金が急激に崩れる可能性は非常に低く抑えられます。加えて運用期間は3年と短めで、元本の値動きがほとんどありません。
過去にリリースされた「みんなで大家さん」の運用成果を見ると、そのすべてにおいて予想分配金を下回った商品はなく、また償還時の元本割れもありません。
過去に大阪府から約32億円に上る債務超過を指摘され、行政処分に至ったというニュースが見つかります(行政処分を受けたのは前述の都市綜研インベストファンド株式会社)。これに対して、みんなで大家さん側は財務処理に関する解釈などが提示された上で業務改善を行い、2018年8月現在もみんなで大家さんは営業を続けています。
1.高利率
過去に発売されたみんなで大家の利率は5~7.5%と、預金や国債はもとより、一般的な株式配当金に比べても高い利率となっています。
2.手数料無料
みんなで大家の申込手数料は無料です。類似のJ-rietを始め、株式や国債を購入する際には手数料が発生します。
3.元本保全の工夫
優先劣後システムを採用しているため、かりに償還時に評価額が元本を下回っていたとしても、不利益を被るのは運営会社から。出資者の元本にリスクは及ぶのは後になります。
みんなの大家さんには、ダークな噂がたくさんがあります。
ただ、こうした評判はあくまで噂に過ぎないので、実際のところはどうなのでしょうか。
怪しい噂をいくつかご紹介しましょう。
ネット上でみんなで大家さんについての見解やトラブルを見ていると問題点はいくつも見つかりますし、「こんなのは詐欺だ」という指摘をする人もいます。最初から騙す目的で営業している「詐欺」というレッテルを貼るのは失礼かもしれませんが、いくら不動産という担保がある事業に対しての投資であっても、年利5〜7パーセントをノーリスクで実現できるかのような広告など、怪しい点がいくつもあるというのは事実です。
みんなで大家さんは平成24年に債務超過で行政処分を受けており、配当が危うい事態に陥ったという噂。
↓↓真/偽↓↓
債務超過が元で行政処分を受けたことは事実。ただ、行政側は不動産特定共同事業法を基準に審査しており、みんなで大家さんは法人税法を基準に会計処理をしていたとのこと。それぞれ主張の軸になる法律が違う上、どちらを優先するのかという規定も曖昧のようで、立場によって見方が変わるというのが妥当な所。
あからさまな高利を特徴としている私募ファンドは怪しいと疑うべきですが、「みんなで大家さん」は5~7.5%と現実的な範囲での運営をしています。
そういった面から、「みんなで大家さん」は健全と言えるでしょう。
「分配金の支払いが行なわれてないらしい」
この噂は、まったくの間違いです。公式HPを見ると一目瞭然で、過去にリリースされた商品は、すべて分配金の支払いが行なわれていると書かれています。発売前の目標利回りを下回ったものもないようで、この点から考えると健全な金融商品と評価できます。
私が興味を持った物件はホテルでしたが、自分でも泊まりに行きたくなるような素敵なホテルです。収益もきちんと上がりそうな物件だったので出資してみました。分配金も安定して支払われているので、とても満足しています。
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