日本で最も営業収入が高い地域は東京特別区(東京23区+三鷹市、武蔵野市)。1乗務の平均営業収入は43,000円(2013年4月時点)程度。
タクシードライバーになるには意外と道のりが大変?
我々の日常生活に於いて、いざという時に役立ってくれるタクシー。そのタクシーの運転手であるタクシードライバーは、どの時代でも安定した収入があることで知られていますが、実際にタクシードライバーになるためにはどうすればよいのかをチェックしてみました。
タクシー運転手として営業するためには二種免許が必須です。
とはいっても、あなた自身が申し込んで教習所に通わなくても大丈夫です。
ほとんどの会社が二種免許の取得費用を出してくれますので、 二種免許が無いタクシー運転手未経験の方でも安心して下さい。
教習所は会社が手配してくれますが、合宿免許で取得する方法と教習所へ通って取得する方法があり、各タクシー会社によって変わってきます。
タクシー運転手がお客さんを乗せて営業するためには、普通運転免許の二種免許を取得していなければなりません。二種免許はあらかじめ取得していても構いませんが、持っていなくてもタクシー会社へ入社後に取得することも可能。免許取得のための補助が出る会社もありますので、確認しましょう。
基本的な業務としては、まずはお客様を探します。主には「流し営業」と呼ばれる、街中を車を走らせてお客様を拾う方法です。または駅やホテル、イベント会場などのタクシー乗り場で並んで、お客様を拾う方法もあります。いずれにせよ、お客様を乗せた後に目的地・経路を確認、安全運転に勤め、目的地に到着したら運賃を受け取り、乗務記録をつけます
出社して朝礼や点呼が終わったら、道路の混み具合や工事の状況、天気などを確認するのが一般的です。アルコールの検査や健康状態のチェックなども受けます。そして問題がなければ、乗車するタクシーの点検を行います。通常はいったん出庫すると、途中で車両を変えることなく、一日中乗り続けることになるでしょう。そのため、何かトラブルの原因が潜んでいないか慎重に調べなければなりません。タイヤやブレーキの状態、バッテリーやオイルの劣化具合などを、運転前にしっかり点検します。
タクシー運転手には覚えなければいけないことがいくつもあります。営業エリアやその近辺の道路はもちろん、病院や駅、空港、公園などの地理的なことの他に、利用客が多くいるスポットや道路状況が変わるタイミング、自分なりに稼げるルートなど、これらを覚えられる記憶力は必須と言えるでしょう。
“コミュニケーション能力”が挙げられます。タクシードライバーは実にさまざまなタイプのお客さんと触れ合います。無理に会話をする必要はないものの、同じ車内で長時間過ごす場合もあるため、多少のコミュニケーション能力は必要になります。
道を覚えなくともナビさえあれば案内はできる。
つまり、機械ができることで勝負しようとしたところで勝てる訳がない。
一方で、相手が望んでいないのに闇雲にベラベラ喋ればよいかというと、それも違う。
「お客の顔色を見る」という、AIではなかなかできないことを察し、どのように提供するのか。
これがとにかく求められる。
タクシー運転手の業務の特徴上、最も顕著なのが狭い空間内にいるのは自身とお客様だけ、という事です。
なので、否が応でも双方のコミュニケーションが欠かせません。コミュニケーションの取り方がまずい人はタクシー運転手を続けようと思っても、うまく運ばない事態になってしまうでしょう。
「月収30万円あれば良い」と思う人には、これほど楽に自分のペースで行える仕事もないとは言えますが、
月収50万~60万を稼ぐトップドライバーになりたいのであれば、それなりの研究心、探究心、体調を含めて自分を律する力が必要となります。
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