横から見たとき、背骨が自然なS字状カーブを保っているのが理想的な姿勢です。S字状カーブが崩れると、腰椎に負担がかかり、症状の悪化につながります。また、痛みが強くなるので、腰部脊柱管狭窄の人は腰のそらしすぎに、腰椎椎間板ヘルニアの人は猫背に注意してください。腰部脊柱管狭窄症の人は、正しい姿勢でも痛みが出ることがあるので、少し前かがみの姿勢になってもOKです。
椎間板ヘルニアは治る?対策はある?
椎間板ヘルニアは酷い痛みに悩まされることもあります。
しかし、決して治らないものではありません。
きちんと適切な治療を受けることによって治るものです。
今回は椎間板ヘルニアについてまとめてみました。
長時間のパソコン作業など、同じ姿勢をとり続けることが坐骨神経痛の悪化を招きます。パソコン作業が続いたときなど、股関節などのストレッチを行えば、下半身の筋肉の緊張がほぐれ、血流も促進します。その結果、坐骨神経痛の軽減も期待できます。そこで椅子に座ったまま手軽にできるストレッチをご紹介します。膝に手を添えるのは、腰の負担を軽くするためです。
神経痛をはじめ、痛みは長く放置しておくほど、取り除くのが難しくなります。痛みが長引くと痛みの記憶が脳に刻まれ、それが体にも心にも悪影響を及ぼすためと考えられています。現在では痛みの中枢に作用し、痛みをすばやく軽減する消炎鎮痛剤もあります。痛みは我慢せず、早めに受診しましょう。
20~40歳の男性に多く発症する、腰痛やお尻から足にかけて痛みやしびれを感じる疾患のことです。特に腰の負担が大きいお仕事をしている人はかかりやすいと言われていますが、診断にはしっかりとした検査が必要です。
頚椎部が原因となって引き起こされる椎間板ヘルニアで、多くの場合、首を後や横に倒すと腕に痛みやしびれが出るといった症状が出るようになります。日常生活で首への負担が多い人が発症しやすいと言われています。
ヘルニアは、果たして治る病気なのか?その期間は?費用は?ヘルニアを完治させるためには、治療を医者任せにするだけでなく、患者本人が基本的な理解をしておくことも必要です。
椎間板ヘルニアは自然治癒が期待できる疾患です。したがって胃や食道の早期癌などと異なり、早期に手術を行う必要はありません。先に述べた保存的治療をまず試してその効果をみるべきです。
医学論文上は保存的治療を行った患者さんのうち、手術にまで至った率は2-5割程度と報告されています。しかし例外はあります。それは症状が痛みに留まらず、下肢の重度の麻痺症状(筋力と知覚の低下)や尿閉や尿失禁などの膀胱・直腸障害を伴った場合です。
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