2,000万円で表面利回り10%の物件があったとして、これを、毎年200万の収入が得られるから元本を10年で回収できて、FIT制度が保証する残り10年で2,000万儲かるなんて考えてないでしょうね?太陽光投資はそんな旨い話ではありません。
太陽光発電投資の利回りはどんな感じ?
太陽光発電投資と聞いて、どんなイメージがありますか?
儲かりそうと思う人、難しそうと思う人、さまざまだと思います。
今回は太陽光発電投資の利回りなどについてまとめてみました。
20年かけて約500万の利益、あわよくば1,000万、太陽光投資の旬を過ぎた出遅れ組としてはこれがよいとこじゃないかと考えています。
2018年は台風の直撃などにより、太陽光発電施設が根こそぎふっとばされるというような事態も発生しています。FIT法成立時に乱立した業者の一部が利益に目が眩み、本来設置すべきでない場所に太陽光発電を設置したり、手抜き工事を行ったことが原因です。
FITによる調達価格(売電価格)が年々下落しているにも関わらず太陽光発電投資の利回りは下がることなく、平均10%という高い数値をキープしています。その理由には、太陽光パネルの技術発達による発電効率の向上と製品単価の値下がりが挙げられます。
2017年にFIT法が改正されてからも変わることなく、太陽光発電投資の利回りは平均10%程度を維持しているとされています。
しかし実際には、2012年は40円/kW(10k~2000kW)だった売電単価も、2018年度では18円/kWと、半額以下となっているのです。その一方で、太陽光パネルや周辺機器に関連する技術革新はめざましく、より高性能に、よりコンパクトに、そしてより安価な製品が世界中に広がっています。
FIT価格(売電価格)は、経済産業省再生エネルギー庁内の機関が「IRP(内部収益率)」という指標を参考に決定しています。IRPとは、投資によってもたらされる現在~将来までの長期的な収益・損益を現状価値に換算した割合のことです。いわば「今この投資を始めて、将来的にどれくらいの利益・損益が出るか」の目安となる数値です。FIT価格の決定の際は、常にIRPが5~6%程度となるように調整しているといわれています。
日本は地震大国であることに加え、夏から秋にかけては台風が度々上陸します。太陽光発電は台風にも耐えられるように設計されていますが、業者の工事によほどの問題があれば、パネルが強風で吹き飛ぶこともあります。
もっともパネルが吹き飛ぶというケースは希少です。どちらかというと、強風で運ばれてきた小石や木片、木の枝がパネルを傷つける可能性を危惧すべきです。
雑草が太陽光パネルに覆いかぶさっていると、影ができてしまい発電量の低下に直結します。また、パネル表面に目が奪われてしまいますが、パネルの裏側にも雑草が繁茂しています。
太陽光発電は屋外に設置しているわけですから、鳥の糞が落ちてきたり、花粉や砂埃がパネルに付着するといったこともあります。大抵の汚れは雨で落ちますが、雨が連日降らず汚れが残ると、その部分がホットスポット※となり発電停止。最悪のケースですと、パネルの破損や火災にも発展してしまいます。
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