過食嘔吐の辛さは体験者ブログから学ぼう

過食嘔吐の辛さは、経験の無い人には中々分かってもらえないかもしれません。解決策が見つからず悩んでいるのなら、実際に過食嘔吐を経験し克服してきた人のブログを読んでみましょう。今回は、過食嘔吐で悩んでいる人に向けて、過食嘔吐の症状から治療法まで紹介していきます。

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過食嘔吐になってしまうキッカケ

食べないというのは効果てきめんで、だんだん体重が減りはじめました。
はじめのうちは、お腹が空くのがつらかったけれど、どんどん減っていく体重を見ると、空腹も忘れてしまうほどうれしかった。この快感が、のちの過食嘔吐につながったのだと思います。

・過食症を起こしやすい人の特徴

人格の特徴(強迫性、完璧主義的要因、他人に気を使うが負けず嫌いで自己主張が強く依存的など)
認知のゆがみ(全か無か思考、・・・すべき思考で自分を追いつめる傾向)
自己同一性の問題(自分の生き方、ありのままの自分を肯定的にとらえられるかなど)
身体イメージの問題(客観的にみて肥満でないのに自分では異常に太っているという感覚)

・環境的な要因もある

家族要因(家族の食生活の問題:食事を通した家族の団欒の欠如、うつ病、アルコール依存の家族歴など)
社会文化的要因(女性の生き方の変化:女性に職業を求める時代の圧迫と女性の伝統的なあり方への期待との葛藤など、スリムを礼賛する社会:マスコミの影響、グルメ思考:スリムを礼賛する一方グルメを賞賛する傾向など)

・太ることへの恐怖心などから辞められなくなってしまう

症状としては、太ることへの異常な恐怖、体重や食事への強い拘り、食事制限や絶食、嘔吐、下剤や利尿剤の乱用が見られ、抑うつや自殺願望などがある場合も多いです。

過食嘔吐を繰り返し発症することで起きる影響

・嘔吐によって歯が胃酸で溶ける、不整脈が出るなどの症状が現れる

嘔吐が続くと唾液腺が腫れたり、歯の表面が胃酸で溶けたりすることもあります。嘔吐や下痢(下剤常用の場合)でカリウムが失われ、不整脈が出ることもあります。体重は正常でも、血液検査や心電図検査が必要だと言えます。

・精神状態が不安定になり、健全な生活が難しくなる

心理的には、体重次第で自己評価が変わったり、気分の浮き沈みがあったりします。100gでも体重が増えると、生きている価値が無いと思ったりしてしまいます。また、完全癖も強く、少しでも体重が増えると失敗だと思う傾向があります。過食の後は体重増加や疲労感から学校や職場に行けなくなったり、過食代に多額のお金がかかったりするなど、生活面にも影響が出ることが少なくありません。

過食嘔吐の治療方法

・生活習慣を見直しながら、過食嘔吐の頻度を少なくしていく

絶食で夜中に過食・嘔吐というようなパターンも多いので、治療では、排出行動のコントロールは、食事や睡眠のリズムを規則正しくするところから始めます。過食をしてもすぐ吐くのではなく、30分は吐かないようにするなど、過食と排出行動の間の時間をあける工夫も役に立ちます。

・心理的な面からも治療が必要のため、認知行動療法を行う

また、自己嫌悪や怒りなどの気持ちが引き金で過食が生じ、その後排出行動が生じることが多いので、どのような状況で嘔吐することが多いかを自分で振り返る認知行動療法なども用いられます。嫌な気分をすぐ過食や排出行動で発散するのではなく、他の気分転換法を考えるのも有用です。必ず生活全般を見直すようにします。

過食嘔吐の治療実績が豊富なクリニックまとめ

■クリニック・ハイジーア

60項目以上に及ぶ生化学検査を行い、過食をしてしまう原因を突き止め、そして、薬を使わずに根本的に治療をしていくことで下がってしまった代謝を向上させ、正常な体へと導いていきます。

■くじらホスピタル

摂食障害や人格障害、ウツ、PTSDなどの入院治療を専門的に行う国内唯一の一般病院。
経験豊富な熟練専門スタッフが体調や症状に合わせて微調整しながら治療を行い、1人1人の「治りたい」気持ちに寄り添う病院として信頼を得ています。

■三田こころの健康クリニック

対人間関係療法を専門に行う数少ないクリニック。
摂食障害(特に過食症)やウツ病を中心に、対人トラウマ関連障害、躁ウツ病など治療が難しい症例も数多く手がけ、摂食障害の原因となる対人関係のスキルを高め、症状に負けない自分を作り出すカウンセリング療法が評判です。

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