この数字は厚労省がかなり前に発表したサラリーマンであった老人夫婦二人世帯のモデル年金が月約23万円に対し、ゆとりのある老後生活費月37.9万円(生命保険文化センターのアンケート調査H16年)と差額年約180万円を意識して老後の活動的な10~15年間を賄い、予備費も含む数字です。
どんな生活がしたいですか?生活スタイルによって変わる必要な老後資金
老後資金はいくらあれば安泰だと思いますか?
お金はありすぎて困るものではありません。
できるなら少しでも余裕のある暮らしをしたいと思うのは当然です。
今回は老後資金を貯めるのにピッタリな投資についてまとめてみました。
男性の方は5,210万円、女性だと4,200万円という回答になった模様。夫婦で考えた場合には約1億円と、とんでもないお金が必要だとみなさん思っているようです。
老後のために3,000万円を貯めるのだって至難の技…。投資アドバイザーが「老後のために投資をはじめよ!」なんて言っている理由もよくわかるような気がします。
株式や投資信託など投資とはその種類によってリスクリターンが大きく違ってきます。老後資金としてはギャンブル的な投資はできないものの、ミドルリスクミドルリターンの投資にも資産の一部を分散させたいところです。
保険は万が一の時のために、保障目的で加入するというイメージが強いかもしれません。ところが、近年は貯蓄型保険商品も増えていて、掛捨型に比べると老後資金になるのがポイント。大きなリターンよりリスクを抑えたい人に向いています。
「原則として65歳から支給される」という点は変わらないかというと、必ずしもそうとは限りません。今すぐに制度改正の案が出ているわけではありませんが、原則としての65歳を、さらに遅くしようという検討がなされているのも事実です。平均寿命の延びで年金受給者が増えており、他の先進国でも同様の動きが進んでいます。
早めにもらう場合は、60歳から選択することが可能です。ただし、本来もらうはずだった額に比べて、1ヶ月早めることにより0.5%減額されます。逆に支給開始を遅らせるときには、1ヶ月につき0.7%増額となります。最大で70歳になるまで延ばすことができます。
早くても60代後半からです。現在40代、50代の人であれば、10年前後またはそれ以上の貯蓄期間があります。その間は、途中で取り崩すことなく、積立てを続けることが大切です。安易に取り崩さないためにも、個人年金や終身保険の利用を検討してはいかがでしょうか。終身保険は、将来に中途解約することで、老後資金の準備となります。退職前後の人であれば、退職金の一部を使って、一時払いのものに加入するとよいでしょう。
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