突出した能力をもつ「サヴァン症候群」あの有名人も実は?絵の才能に驚く

優れた能力を発揮するサヴァン症候群は、どんな症状があらわれるのか、どのような作品を描いているのかなどを紹介していきます。
絵が上手いと絶賛された芸能人も実は多く存在します。サヴァン症候群について見ていきましょう。

Klompert63 さん

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優れた能力を発揮する「サヴァン症候群」とはなにか

自閉症患者の1割の人が発症するといわれているサヴァン症候群。
優れた才能を発揮することでも知られていますが、どのような特徴があるのでしょうか。

サヴァン症候群は、病態の正体が掴めないものの、脳の欠損や障害によって発症する可能性が高く、自閉症患者、知的障害者、脳損傷患者との関連性が強い。
自閉症患者の10人に1人、知的障害者と脳損傷患者の2000人に1人がかかる事実は分かっている。
発症率は自閉症と同様、男性が女性の数倍高い。

自閉症の人は、ときに細部まで精緻な写実的な絵を描くことができる場合があります。
もちろん全員がそうではありませんが、中には際立った能力を持つ人たちがいます。
その人たちはサヴァン症候群と呼ばれます。

【サヴァン症候群の才能の一例】
・一目見た風景を、細部にまで正確に写し取り、描くことができる(カメラ・アイ)
・オリジナルの細密画を描く。ありえないほど細かい絵を描く。

絵が突出して上手い人はサヴァン症候群の可能性が高いといわれています。1つの才能や作業でずば抜けた一面があると、脳に何かしら特殊な動きが働いているのかもしれません。

サヴァン症候群の人の作品

サヴァン症候群の人が描いた作品がどのようなものか、紹介していきます。

できるだけ写真に頼らず、記憶のままに再現するのが尚さんの描き方。レールや列車の直線は、定規を使わず、筆一本で描き上げました。

電車や風景の細部まで描き込まれていて、まるで写真みたいですね。筆一本で仕上げることにも驚きです。

アイリス・グレースちゃんは、2011年12月、2歳の時に自閉症と診断された女の子。
コミュニケーションがとても苦手でしたが、両親に連れられてヨガや音楽など、様々なセラピーを体験していったところ、絵の才能を発揮しました。

初めは治療のつもりが、アイリスちゃんの描く絵の不思議な魅力に両親が気付き、ホームページ(こちら)を立ち上げ、作品をホームページに掲載すると・・・世界中のコレクターやバイヤーから問い合わせが殺到するようになりました。

彼女の作品は今でも購入可能で、プリントやカレンダー、カードを購入することもできるそう。
1匹の猫と少女の絆を感じられます。

1922(大正11)年、東京の浅草で生まれた山下清は、緻密で色鮮やかな貼絵による独特の世界を確立し、「日本のゴッホ」とも称されました。

山下清はその場の風景を記憶する、瞬間記憶能力の持ち主だったといわれています。スケッチをせずに絵を描くことができたそう。

「今、求められている技術力、能力」を分析し、どのような作品をつくれば評価されやすいのかを推測

通常、絵を描く際、なるべく評価されるためにも分析力が必要とされますが、サヴァン症候群の方たちは自分の思うままに描き、数字や分析にとらわれない作品を仕上げるのも才能の1つかもしれません。

あの有名人も?隠れた絵の才能を持つ人たち

優れた絵の才能をもつ芸能人は実は少なくありません。
「え!この人ってこんな絵が描けるの!?」とびっくりされることも多いはずです。

ボールペンだけで表現するのが多く、自身のTwitterなどで作品をアップしています。
独特な世界観とリアルな表現法にファンからも驚きの声があがったそう。

彼女の腕本格的で、出典も行っています。
歌手として活動する姿からは想像もつきませんね。

元々は漫画家を目指していたこともあって、アシスタントも務めていたという芸人エスパー伊東。実力もすごいですね。

突出した才能をもつサヴァン症候群は素晴らしい作品を生み出している

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