「ブラック」とは信用情報機関に登録されている情報で金融事故などによって借りることができない状態のことをいいます。
この信用情報機関に登録される情報は個人のみとなりますので、事業資金における「ブラック」とは法人であれば代表者権を持つ者が、個人事業主であれば事業主が個人的に「ブラック」となっている状態です。
では、代表者または事業主がブラックである場合には事業資金を借りることができるのかということについて触れていきますが、答えは「借りられる可能性はある」です。
過去の利用状況から、現在お金を借りれない状態がブラックです。
しかし、個人と法人ではブラックの認識が少々異なります。
個人としてブラックでも、借りられる可能性はあります。
主流のスコアリング審査ではなく、独自審査を行なっているところを探してみましょう。
クレジットスコアリングやスコアリングシステムと呼ばれます。決算書などの内容をデータベースに入力するだけで、企業の信用度合いを点数化(スコアリング)して、融資の可否から融資枠、金利、返済期間までを即座に決定するものです。
これまで1ヶ月以上かかっていた審査がシステマティックに行われるようになり、3~5日のスピード審査が可能になりました。
出典 事業者ローンの審査方法
審査を人力で行わないようになった点で、実は借りる側にもメリットがあります。
少額の貸付はそもそも、事業者ローン会社にとってはメリットが薄いものでした。なぜなら審査をきちんと行なうと、その審査に対するコストと少額の金利が合わない場合があるからです。
スコアリングのように手間が少ない審査方法があれば、審査とコストが見合うようになり、貸すのが容易に…という変化が生まれたのですね。
貸金業法により、お客様が貸金業者から借りることのできる額の総額に制限が設けられている規制のことです。
具体的には、借入残高が年収の3分の1を超える場合、新規の借入れをすることができません。
この規制が適用されるのは、貸金業者から個人が借入れを行う場合です。銀行からの借入れや法人名義での借入れは対象外です。また、住宅ローンなど一般に低金利で返済期間が長く、定型的である一部の借入れについては、総量規制は適用されません。
ノンバンクとは、その名の通り、銀行のような預金の受け入れ機能を持たずに、与信業務を行う金融機関のことを言います。
よく銀行と同じような意味合いで捉えられる事が多いのですが、文字通り「ノンバンク(Non-bank=銀行以外の金融機関)」であり、融資のみを行う金融機関と考えていただいて良いでしょう。
少額の事業者ローンや融資の場合は、基本無担保です。
ここはローン会社の回収見込みやリスクなどを考えて、問題ないと判断しているのでしょう。
借入額が上がると、担保や保証人を必要とするケースもあります。
事業資金とは、事業を立ち上げるたり、事業を運営するために必要となる経費のことです。
例えば個人で飲食店を新規オープンする場合、店舗物件の取得費用、取得した物件の内外装工事費、調理器具や備品などの購入費、従業員の募集費用、広告宣伝費、原材料の仕入れ費用などが、事業資金に含まれます。
出典 事業資金とは
事業に関わることでなくてはいけません。ローンの内容によっては生活費に使用できるものもあるので、ここは契約内容やローン商品の概要を確認しましょう。
自分で判断できないものがあれば、ローン会社に直接問い合わせると回答が得られるはずです。
キャッシングの返済方法として最も一般的なのが「残高スライドリボルビング方式」と呼ばれる返済方法です。
簡単に言うと、現在の「借入残高」に応じて、毎月の「最低返済額」が決まる返済方法となります。つまり、借りたお金の金額が小さければ毎月の最低返済額も少なく、沢山借りるほど月々の最低返済額も大きくなる仕組みです。
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