むち打ちの症状は翌日、数日後、人によっては数ヵ月後に現れるのです。
むちうち症の症状は首が動かない、痛い、ということだけではなく、だるさ、めまい、吐き気など、一見、関連のないようなことも後遺症としての症状に挙げられます。まずは医療機関へ行き、受診しましょう。
【最初は何ともなかったのに・・・】交通事故のむち打ち症の恐怖!
追突事故の被害に遭うとほとんどの場合でむち打ちになってしまいます。
むち打ちという名前は有名ですが、実際にどのような症状が出るんか知っている人はすくないですよね。
また、簡単に治りそうなむち打ちですが、実際には治療にとても時間がかかってしまいます。
万が一に備えて、むち打ちに関する情報を集めておきましょう。
Walton862 さん
追突事故に遭うと、首が降られてしまいむち打ちになることが多いですよね。
そんなむち打ち症にはいくつかの種類があるみたいですよ。
種類と合わせて症状についても確認していきます。
脊髄症型は椎骨に囲まれた脊髄が何らかの原因で障害されたものです。
骨折や脱臼のほか、脊柱管狭窄症や後縦靭帯骨化症、 骨棘などで発症することもあります。
骨折や脱臼以外の原因がある場合は既存の障害が関与しているケースが多いです。
首のまわり、後ろが痛む
首まわりや肩に極度のこりや強ばりがある
上腕がしびれたり痛みを感じたりする
指がしびれたり自由に動かないことがある
握力が弱って思うように物をつかめない
このような症状でお悩みの方は、頸部脊柱管狭窄症の恐れがあります。頚椎系の病気は命にかかわる重大な疾患。手術で完治させるのが理想的です。
手や足の捻挫と同様に、まずは冷やすことで痛みを緩和し、炎症を抑えます。湿布を貼ることも有効ですが、冷湿布と温湿布を間違わないようにして、初期は必ず冷やすようにしましょう。
ダメージを受け腫れ上がった筋肉を冷やし、病院で処方された痛み止めの薬を服用しますが、痛み止めは症状を抑えるためのもので、治癒を促進しているわけではありませんので、無理をして動かさないようにするのが大切です。
まずは安静にすることが大切になります。
患部を冷やすことによって晴れなどを軽減することができますよ。
また、受傷してすぐにマッサージなどを行うと症状が悪化してしまうので注意です。
整形外科では、骨折や捻挫と同様に、むち打ち症の治療も行いますが、あくまでも個別の症状の改善を目的とする治療であり、痛み止めとシップをもらうだけでは不満を感じてしまう人も多いようです。
しかし、交通事故によって負った負傷をしっかりと証明するためには、レントゲン検査やMRI診断が可能な整形外科での診断が必要です
むち打ちに有効な治療方法は手技治療(マッサージ)です。身体の筋肉バランスを整えて、神経の圧迫を緩和させます。患部である頚椎を始めとして、全身の骨格の歪みを矯正することで、回復力を高めていきます。
手技治療の他には、テーピングやコルセットで固定したり、電気治療や温熱療法も効果的とされています。平均的な通院期間は、状態によって異なりますが、1週間から3ヶ月くらいでしょう。
目安としてむち打ち症の治療期間は3か月程と考えるのが妥当ですね。
また、整形外科では牽引などのリハビリや薬を処方するのに対して、整骨院ではマッサージなどを施します。
場所によって治療の内容が変わるので覚えておきましょう。
追突被害事故でむち打ち症になった場合、慰謝料を請求することができます。
しかし、物損事故で処理すると慰謝料の請求ができなくなるので気を付けましょう。
最後にむち打ち症治療に関する注意点もお教えしていきます。
事故からある程度時間がたってから、痛みが出たとします。
物損事故のままですと、交通事故との因果関係が争われ、被害者が病院に通院しても治療費や、後遺障害が残っても慰謝料を請求できない可能性があります。
被害者は、自腹で治療を続けないといけませんし、後遺障害が残っても泣き寝入りするしかなくなってしまいます。
交通事故でむちうちになり、加害者に損害賠償を請求したい場合は、人身事故扱いで処理をするようにしましょう。
物損事故のままで処理をすると、被害者に支払われるのは車の修理費のみです。怪我の治療にかかる費用の支払いは行われません。
前述したように、むちうちは交通事故直後は症状があらわれない場合もあります。しかし、だからといって物損事故で処理をすることは避けましょう。
物損事故で処理したままだと、いざ通院するとなった際に自費治療を強いられる可能性が出てきます。
一度物損事故で処理した事故を人身事故に切り替えることも可能ですが、できるだけ早めに手続きを行うようにしましょう。
弁護士に相談しておくことで、保険会社との示談交渉がどのように進むのか、どの話を進めれば有利な結果が得られるのかのアドバイスをもらうことができます。
慰謝料の相場でもお話しましたが、弁護士基準で請求することで慰謝料は大きく上乗せできますので、示談交渉は弁護士に依頼する方が良いでしょう。
弁護士は、専業主婦でも休業損害を請求できる点や、治療費実費、通院費、交通費などもれなく損害賠償金・保険金を請求してくれるため、加害者側が被害者へ支払う最終支払額が当然上がります。
示談金をアップさせるためには保険屋の言いなりにならず、適切な治療法を弁護士に相談しながら、示談までもっていくことが重要です。
むち打ち症の通院や示談交渉を面倒に感じてしまう人もいますよね。
しかし、個人で保険会社と示談交渉を行うと正当な額の慰謝料を請求することができなくなる場合もあります。
被害者の立場で損をしないためにも、弁護士に相談しながら示談交渉を行うのがベストです。
面倒な手続きも弁護士に依頼することができるので助かりますよ。
- 1