●虫歯や歯周病になりやすい
●食べ物を咬む機能が低下する
●発音がしにくくなる
●あごの関節に負担をかける
●歯並びがコンプレックスになってしまう
咬み合わせが悪いままだと、食事がしっかり摂れません。咀しゃくがきちんとできないと胃や腸に負担がかかり、全身に悪影響を及ぼします。また、歯並びが悪いままだと発音や顎、顔、さらには顎関節や筋肉に影響し、肩こりや頭痛、姿勢の悪さなどの原因となります。
歯列の並びが悪いと、歯磨きがしっかりできません。そのため、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。矯正治療を行えばプラークコントロールがしやすくなり、咬み合わせを改善すれば歯にかかる無駄な力を取り除くことができます。そのため、将来的に自分の歯を長持ちさせることができます。
大人になってからよりも、成長期の子供の時に治療を受けるのが理想的です。
とはいえ、成長期は乳歯が生え始める生後6ヶ月頃から顎の成長が完了する18歳頃までとずいぶん幅があります。
その中で、どの時期に治療を始めたら良いかというと、その子の歯ならびの状態によって違ってくるのです。
その上、同じような症状でも、原因によって違うなど、治療時期の見極めはかなり複雑といえます。
「まわりのお子さんがもう治療を始めてるから」、などということに惑わされずに、疑問を感じたらまず専門医に相談し、精密な 診察・検査(頭部のレントゲン写真など)を受けてみること。
これらの検査結果の説明を聞き、十分理解することが正しい時期を見きわめるポイントと言えま す。
「早ければ早いほどいい」と思われがちですが、そうともかぎりません。顎が成長しきっておらず、成長の過程で顎や永久歯への生え替わりが変わってくることもあるためです。まずは、お子様の歯並びが気になった時点でなるべく早めに相談し、経過観察を始めましょう。
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