私が見に行きたいモザイク イタリア編

私が個人的に今後見たいと思うモザイク(古代モザイク・ビザンチンモザイク中心)のまとめです。既に行ったところは外れているのでメジャーどころが無いことがあります。
イタリアはかなり見て回ったので、日程的に取りこぼしたもの、工事中などで入れなかったもの程度です。

KOMUGHIchan さん

8 PV

サン・ミニアート・アル・モンテ教会
モザイクからフレスコ画まで、教会内部はまるで美術館のよう

この教会は、250年にフィレンツェで殉死した聖ミニアートの聖遺物を納めるため、1018年から建設が始まりました。ロマネスク様式のこの教会、内部は一見簡素な三廊式になっていますが、数々の芸術作品で埋め尽くされているのです。

中央部のミケロッツォ設計の「十字架の礼拝堂」は、現在は修復の真っ最中(完成予定は2018年4月末)。その後ろで教会は上下に分かれ、下は聖ミニアートの聖遺物が祭られた地下礼拝堂、いっぽう上には内陣があります。

内陣へ向かう階段を上がってまず目を奪われるのが、主祭壇の後ろ、後陣上部にあるモザイクでしょう。金色に輝くそのモザイクは、1297年頃の製作。ファサートと同じように中央にはひときわ大きなキリストが、そして左右対称に聖ミニアートとマリアが配置されています。

フィレンツェ

繁栄の跡が残る「サンタ・マリア・アッスンタ」教会
トルッチェロ島のバス停(船着き場)から徒歩で10分程。島の奥まった所に建つサンタ・マリア・アッスンタ教会は、質実剛健な外観の教会です。
その見所は、内部に残るモザイク画。金や宝石をふんだんに用いた、三階分程度の高さがある壮大なモザイク画が教会の壁いっぱいに広がります。

そのモチーフは天国と地獄。見上げる上段には、天使と聖人たちの彩り鮮やかな天国の様子が、そして下段にはモザイクとは思えない程生々しい、この血の色はいったい何の石で…?と心配になるような残虐な光景が繰り広げられています。

残念ながら内部は撮影禁止ですが、一目見れば「保存が大変なんだなあ」と納得の眺め。是非現地に足を運んでお確かめください。

ヴェネツィア トルチェロ島

北イタリアの湖に囲まれた街「ブレーシャ」は3000年以上の歴史を持つ美術の宝庫。その地理的な条件から色々な国に支配され、色々な文化が混ざりあいました。6世紀中頃、ローマが衰退し、長年築き上げた文化が蛮族に排除される中、北から来たロンゴバルド族はローマからの美術・文学・政治・宗教を引き継ぎ、独自に進化させ中世にまで引き継がせました。

ローマのモザイクで歴史を感じる
数え切れないほどの彫刻やジュエリー、フレスコがあるこの博物館のもう一つの顔は、ローマの遺跡の上に建っているということです。近年もたくさんの遺跡が発掘され、ブレーシャのその歴史の古さを物語っています。数年前に地下鉄ができましたが、そのときも遺跡がどんどん出てきてしまったので工事は進まずとても時間がかかったとのことです。日本で言えば奈良みたいな感じでしょうか?

ここではいろんなタイプのモザイクタイルを見ることができます。そして2000年前の生活を身近に感じることができます。

プレーシャ

サン・クリソーゴノ教会
Basilica di San Crisogono


初期キリスト教時代、5世紀頃に建てられた聖堂上に、12世紀に創建された教会。地下には帝政ローマ時代の聖堂が残る。祭壇右にはベルニーニ作のバロック様式のサクラメント礼拝堂があり、カヴァッリーニと弟子によって描かれた美しいモザイク画が必見である。

ローマ

サンタ・チェチリア・イン・トラステヴェレ教会
Chiesa di Santa Cecilia in Trastevere

3世紀にキリスト教徒迫害を受け、殉教した聖女チェチリアの名を冠した教会。法王パスカリス1世が神のお告げを受け、共同墓地に埋葬されていたチェチリアの墓を発見し、遺骨を葬るため、古代ローマ時代の住居跡に9世紀に建立した。教会に向かって右手の鐘楼は11世紀に加えられたもの。アルノルフォ・ディ・カンビオによる主祭壇上の天蓋、後陣のドームを覆うモザイクが主なみどころ。16世紀に体を右に傾けた聖女の遺体をかたどった彫刻が作られた。

ローマ

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