矯正を始めて何年も経っているのに出っ歯などの不正咬合が改善されないまま、想定されていた期間をすぎてしまうケースがあります。
また、まだきれいな歯並びになっていないのに、治療終了を告げられるケースもあります。
矯正治療中にトラブル発生!?矯正器具によるトラブルとその対処方法とは
日本では、自身の歯並びの悪さをコンプレックスを感じている方も多く、矯正治療を受ける人も多いです。
そのため、矯正治療に感心を持っている方も多いことでしょう。
しかし、矯正治療には実はトラブルがいくつか報告されており、今回その内の1つである”矯正器具”についてお話します。
Woods359 さん
最近では歯並びを気にする方も簡単に矯正治療を受けられる時代です。
矯正治療は施術に成功していまえば、綺麗な歯並びを手に入れることができます。
しかし、トラブルが発生することも多く、その多くが”矯正器具”に関連するものです。
では、実際のトラブルについてご紹介していきます。
歯に装着したブラケットは、ある程度の強さの力が一気にかかったときに、はずれてしまいます。
また、針金(ワイヤー)は、強い力によって折れたり、変形したりすることがあります。
「リガチャーワイヤー」は、ブラケットの横で細くねじって、「メインワイヤー」の内側に入れてありますが、ねじれ目が歯磨きなどで飛び出てくるときがあります。
矯正治療中には何度も同じところに口内炎ができる、ということが起こります。
しかも常にいくつもお口の中にできている、ということも珍しくありません。
歯列矯正を掲げていても、知識や経験は歯医者さんによってかなり異なります。
もし通院していた歯医者さんの方針ややり方に疑問や不安を感じるのであれば、セカンドオピニオンを受けることもできます。
歯列矯正専門医など、今の歯医者さんよりもさらに専門性の高い歯医者さんを探すのも得策です。
前歯のブラケットが外れた場合はワックス(初めてブラケットを装着した時に渡されます)でブラケットとワイヤーを固定します。
奥歯の場合も同様ですが、一番奥の歯のブラケットが外れた場合にワイヤーがお口の粘膜に刺さる場合はニッパーで切断することも可能です。
切断するときにワイヤーが飛ばないように切断するほうのワイヤーをしっかり指でつまんで下さい。
ワイヤーが飛び出している場合には、あまり我慢せずに矯正歯科で切ってもらうか、装置の調整をしてもらうのが一番良いです。
歯医者さんでの措置は、飛び出しているワイヤーをパチンと切るだけなので、5分もあれば終わりますし、治療の費用もかからないことが多いです。
口内炎用のパッチをつける
パッチは、貼るタイプの薬です。薬局などで売っている市販品でも改善が期待できます。
炎症をおさえるためのステロイド剤が入っているものと、入っていないものがあります。
また、貼るタイプなので、傷口を保護する役割も果たしてくれます。
矯正器具のトラブルが発生したら、まずは治療を受けているクリニックや病院へ訪れるようにしてください。
また、口内炎だと市販や薬局で販売しているステロイド剤が配合された製品を利用しましょう。
歯科医院は医療機関です。そのため、患者様に対して治療の目的や手段などを正確に伝える義務があります。
治療・処置内容についてくわしく説明をしてくれない、また勝手に治療を進めてしまうような歯医者はやめておいたほうが良いでしょう。
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