引っ越しの一括見積サイトの場合、一括見積サイトは数社程度の引っ越し業者と提携し、メールが一通送られるごとに数千円の費用をそれぞれの業者から徴収するというカタチがビジネスモデルとなります。 ここで問題となるのが、

・サイトには提携した業者の情報しか掲載されていない
・サイト利用者は提携した業者の中からしか選べない
・提携した業者が高品質な業者であるとは限らない
という３点です。

引越しの一括見積もりサイトを利用しても、
肝心の見積もりはそれだけではわかりません。

必ず一括見積サイトを利用した直後に、
何社もの引越し業者からばんばんと迷惑な電話がかかってきます。

なぜ、電話がかかってくるのかというと、
一括見積もりサイトに入力した個人情報のデータは、
複数の引越し業者にそのまま渡っているからです。

複数の企業にいっぺんに、情報が渡ってしまうので、まるで砂糖に群がるアリのように、電話やメールでの営業攻勢にさらされることも。「日中は仕事で電話に出る暇がない」「電話でのやりとりは億劫」という人は、避けた方が良いでしょう。

引越し一括見積サイトは、「安く引越しを済ませたい」「時短をしたい」という方にとって非常に便利な存在です。しかし、見積りを申し込んだあとに、業者から頻繁に電話がかかってくるなど、人によっては大きな精神的負担になることも。肯定的な口コミも見られるLIFULL引越しですが、一括見積を行う際には、慎重に利用する必要がありそうです。

サイト上の入力は特に問題なく進めることができました。トラブルが起こったのは一括見積り後、引越し会社と連絡を取る段階でのこと。「電話はNG、メール連絡のみ希望」と入力したにも関わらず、見積りを依頼した会社のほぼすべてから、メールではなく電話で連絡が来ました。サイトで入力する際に連絡手段を選択できるようになっているのであれば、きちんとこちらの要望を最後まで守ってほしいです。

LIFULL引越しで見積り依頼をしたあと、各社から電話が頻繁にかかってくるようになったのには困りました。見積りなどに関する連絡はメールだけで手軽に済ませたかったので、電話での業者とのやりとりに思いのほか時間を取られるのは、事前に想定していなかったです。ですが、こちらのサイトには安いと評判の引越し屋さんも参加しているので、業者のチョイスという点では評価できます。

業者から電話連絡が来たらまずは電話に出ることが先決です。その後見積り額などを聞き出し、それが魅力的な数字ならばこれからも交渉は電話で行えば良いですが、魅力的な額ではないならばこの段階ですでにはっきりと電話連絡はもうしないで欲しいと断っておきましょう。

電話の方がセールス効果が高いと考えていたりするところもあるので、こちらの要望を聞き入れてくれないことがあります。そのような顧客の要望に応えない業者には、メールでの連絡を頼むのではなく、今後連絡すること自体を一切やめてもらうことを申し入れても良いかもしれません。

「引越し侍」や「スーモ」などの一括見積りサイトでは、電話番号を入力しなくても業者に見積りを依頼することが可能です。はじめはメールでやり取りし、魅力的な金額やプランを提示してくれるところに個別に電話番号を教えられるので、確認の電話も営業の電話も徹底的に退けることができます。