沖縄のお酒の飲み方は本土と違う?噂の「おとーり」について紹介!

日本全国津々浦々、場所が変われば文化も変わってきますよね。
特に、本土とは海を隔てて離れている沖縄は文化の違いが大きいのです。

ここでは本土とは違った、沖縄のお酒事情からお教えしていきますよ。

さらに、宮古島に伝わる伝統の「オトーリ」についてもチェックしていきましょう。

Lipsenia68 さん

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本土とは違う?沖縄特有のお酒事情を紹介

沖縄と本土では、異なる文化も多いですよね。

この文化の違いは、お酒の飲み方などにも表れてくるみたいですよ。

沖縄には葬儀で食事を振舞う風習は少ないため、断ってしまいがちですが、通夜振る舞いをはじめとする葬儀後の会食は、故人への供養のひとつ。

そのため、反対にひと口でも口を付けて帰るのが、正しい作法。とは言え、あまりお酒を飲みすぎたり、騒ぐ席ではありませんので、故人を偲びながら食事をしてみてください。

沖縄の場合、葬儀の際にあまり食事やお酒を召し上がりません。

故人と別れの挨拶を終えると、さっと帰るのが沖縄スタイルなんだそうです。

沖縄での通常の結婚式はどのようなものなのでしょうか。

まず、料理の時。沖縄では着席した瞬間からお酒を飲むことが許されています。乾杯を待つ必要はありません。

一般的には乾杯後からお酒を飲みますが、ちょっとした違いがあるようです。

沖縄の結婚式の場では、各々席についたらすぐにお酒を飲み始めるようですね。

うちなータイムといわれるように、結婚式でも遅れてくる人が多いのが沖縄。

後から来る人を待っていては、いつまでたってもお酒や料理に手が付けられないというのが影響してそうです。

そんな伝統があったのか!「オトーリ」とは何かをチェック

沖縄には宮古島に伝わる「オトーリ」と呼ばれるお酒の飲み方があります。

独特なお酒の飲み方なので、興味がある人は特徴から確認ですよ。

オトーリの語源は”御通り”。

元々は16世紀ごろの琉球王国時代、沖縄本島で流行した酒の飲み方で、当時貴重品だった泡盛を酒宴の参加者全員に均等に分けるために考えられた方法でした。

当時のオトーリは祭祀の中に取り入れられるなど、今よりも神聖な行為として扱われていたのですが、それが一般の人々に広まるにつれ、また沖縄本島から宮古島に伝わるにつれ、酒豪たちの大飲み自慢のような文化に変化していきました。

元々は、貴重なお酒を皆で飲むための方法だったみたいですね。

(1)宮古島の飲み会には「司会役」がいることがほとんどで、その司会役が最初の「親」を決める。

(2)指名された親は、「口上」として参加者へのメッセージや今年の抱負などを述べる。

(3)泡盛の入った盃を飲み干したら、参加者に盃を渡して、順番に飲み干す。

(4)全員に行き渡ったら、親が締めの口上を述べて次の親を指名する。

オトーリには基本的なルールがあるので、覚えておくと便利です。

初心者には難易度高め?オトーリの楽しみ方を伝授

強いお酒として知られる泡盛を、ほぼエンドレスで飲み続けるオトーリは初心者には難易度が高めに見えますよね。

そんなわけで今回は、初心者向けにオトーリの楽しみ方も伝授していきますよ。

・紳士なら注ぐ量を相手に合わせる

・盃が回ってきたら黙って飲み干す

・無理して飲み干す必要はない、飲まなくても良い

基本的に注がれたお酒は飲み干さなければならないお通りですが、無理をする必要はありません。

それぞれ自分に合ったペースでオトーリを行えば、初心者でも楽しめますよ。

「オトーリグラス」はオトーリ専用のグラス。

すべてに線が引かれていて、宮古島の方言で下から「いぴっちゃ(ちょびっと)→なから(少なめ)→ずみ(最高)→やまかさ(たくさん)」と書かれたものや、「喉を通りま線→貴方を放しま線→今日は逃しま線→明日は知りま線」などの言葉が入ったものあります。

近年はグラスのデザインが増え、宮古島土産におすすめです。

専用の「オトーリグラス」を使えば、より本格的な雰囲気が楽しめますよ。

お土産にもなるので便利です♪

伝統のお酒の飲み方「オトーリ」をマスターしてうちなーんちゅの仲間入り!

沖縄は本土とは変わった文化の多い地域です。

特に、お酒の飲み方には違いが見られますよね。

交互にお酒を飲みかわす「オトーリ」をマスターすれば、きっとうちなーんちゅの仲間入りができますよ。

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