日本人の約10％がワキガ体質といわれています。
ワキガかそうでないかは生まれつきの体質で、アポクリン腺の数が多かったり発達していたりするとワキガ体質になるのです。

自分の脇のニオイを知りたいときは、1日着た衣類の脇の部分を嗅いでみてください。

鼻は順応する能力がとても高い器官のため、着ているときに洋服のニオイはわかりにくいことが多いようです。

そこで着ていた衣類を、一度体から離してから嗅ぐと、実際に他の人が感じている匂いを嗅ぐことができます。

わきがは病気ではなく体質です。病気ではないということは不治の病ではなく、しかし同時に体質を治せるのかという話になります。



体質は、一般的には薬で治すようなものではありません。例えば、アレルギー体質の場合はアレルギーの症状を薬で緩和することは可能でもアレルギーを完全除去する薬は存在しません。

わきが治療法としてアポクリン腺除去手術は以前から存在しています。わきがは手術しないと治らないと言われることがあるのは、アポクリン腺を除去することがもっとも確実だからです。



手術となると、費用が気になりますね。近年では数万円と、何十万も掛かっていた以前にくらべればお安くなりました。



保険が適用される病院もありますので、わきがは治らないと悲観せず、治せるのだと希望を持ってください。

すべての方がワキガ体質を受け継ぐわけではありませんが、ワキガは優性遺伝するため、両親のうちどちらか一方、あるいは両方がワキガ体質の場合、高確率でワキガ体質が遺伝すると言われています。
実際、統計では片親がワキガの場合は50%。両親ともにワキガだった場合はなんと80%の確率でワキガになるという結果が報告されており、ワキガの遺伝性の強さが明らかになっています。

ワキガは、脇などに存在する「アポクリン汗腺」から分泌される汗が雑菌に分解される際に発生します。
アポクリン汗腺はすべての人の体内に存在しますが、その量には個人差があり、通常よりもアポクリン汗腺の量が多い人がワキガと診断されます。
つまり、アポクリン汗腺がもともと少ない人はワキガになることはなく、もちろん他人にうつるということもあり得ません。

ワキガ・多汗症の原因としてあげられているのが、エクリン腺とアポクリン腺という脇の下にある汗腺です。
わきが・多汗症治療をおこなう時は、この2つの汗腺を切除するか破壊するといった方法がとられます。

部屋に入ってきた途端に臭うレベル
重度のワキガは、上記方法と合わせて服をこまめに交換したり、入浴の際によくすすぐなど、皮脂を減らし清潔に保つ必要があり臭いの原因となる細菌を減らすことが大事です。

「強」ほどではないが、ワキの下にガーゼを２～３分挟むと、そのガーゼが臭うレベル
中度中度のワキガは、食事や運動などの生活習慣が影響していることが多いです。脂ものを控えたり、運動や半身浴などで身体の中の老廃物を排出しましょう。

ワキの下の手入れをした状態では、ワキの下に挟んだガーゼからあまり臭わない。でも違う日に、ワキの下の手入れを何もしないまま再度ガーゼを挟むと少し臭うレベル
軽度のワキガは、早めのケアを心がけることで悪化を防ぐことができます。