世界最大級の人事・組織コンサルティング会社マーサーは、
毎年、世界30ヵ国の年金制度を「マーサー・メルボルン・グローバル年金指数」として、レポートとランキングを発表しています。
評価指数は40以上の質問項目から構成され、各国の公的、
私的年金制度の積立や個人貯蓄などの年金以外の資産についても客観的に評価しています。
世界最低クラス?年金ランキングの日本の順位とは・・・
毎年発表されている世界年金ランキングが今年も発表されました。毎日のように国会で年金問題が話し合われていますが、日本は一体何位なのでしょうか。年金について興味がある方は、是非確認してみて下さい。
Inocina さん
日本の総合評価が低いのは、特に、十分性と持続性の評価が低いため。十分性に関しては、年金給付による所得代替率(現役世代の年収と年金給付額の比率)が低いこと、税制や私的年金の仕組みが年金受給を促す形になっていないことなどが評価を引き下げている
持続性に関しては、少子高齢化に伴い高齢者人口割合が増加していること、平均余命の増加で公的年金の期待支給期間(平均余命と年金支給開始年齢の差)が長くなっていること、政府債務残高が大きいことなどにより低い評価となった
先進国の中で国際的に年金が破綻状態と認められている国は残念ながら日本だけである。
世界的に見ると日本の年金制度は持続が難しいのは一目瞭然であり、30か国を対象とした調査でも財政破綻したアルゼンチンに次ぐ下から2位である。(29位)
デンマークでは年金制度が充実し、しかも医療や介護などが無料で受けられるので、老後の不安はほとんどない。高齢者は介護施設へ入るか、住み慣れた自宅にずっと住み続けながら、在宅介護を受けるかを自分で選択できる。
デンマークは日本と比べて税金がとても高いと言われています。
ですが、高い税金を取られても国民は文句を言いません。
その理由として考えられるのが、社会福祉が充実しているからです。
教育費は大学まで『無料』。
医療も全て『無料』。
死ぬまで介護も『無料』。
住宅も全世帯数の25%が国営ですから大体『無料』です。
ですから『老後の資金』は必要ありません。
『生命保険』も必要ありません。
『国民年金』も『厚生年金』もありません。
『預金』も必要ありません。
最近では、年金の受給を65歳から68歳まで引き上げようという案も出てきている程です。
どんどんと受給できる年齢が引き上げられるのも、現在の日本では仕方のないことだと言えます。
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