関係の中で対立不一致が発生した場合、誰でも何時でも交渉することができる。
にも関わらず、人は本質的に交渉よりも説得を好む。
説得ではコストが発生しない、ということが理由だろう。
そういうわけで、現実社会の中で、説得はアンバランスなほどに多用される。
社会に出ても役に立つ知識!説得がうまくなるコツをチェック
長い人生の中で、誰かを説得したり交渉したりする場面は多いと思います。
その中でも、説得は誰かを納得させるためには必要不可欠となる要素だと言われていますね。人生の大切な場面で役立ちます。
心理学のテクニックを活用すれば、より説得がうまく行えるようになりますよ。
Lauren52 さん
説得とは、強制しないで相手をこちらの要求どおりにさせることです。
「この商品を120万円で買ってください」と言うのは説得ですが、相手が「もう少し値引きしてほしい」と言ってきて、お互いに折り合う価格を探し始めたら、それは「交渉」になります。
「交渉とは、問題当事者がお互いの目的を実現させようとする意図のもとに、妥協点を見出すための説得の応酬過程」のことです。
・新しい車を買いたいが妻が許してくれない
・犬を飼いたいが両親に反対される
・新プロジェクトを始めたいが上司の許可が出ない
・部下が思うように動いてくれない
このように、日常生活をしていると、誰かを説得しなくてはならない状況は必ずあります。
「ゲームの専門学校に行くなんて!」と親から反対される…そんな人も多いでしょう。
まずは親御さんにプレゼンをして、ゲーム専門学校に通うことを前向きに後押ししてもらうのが重要です。
親御さんの多くが心配に思っているのは、学校の評判や就職率、授業料のこと。
説得の重要性について理解していても、いざ実践するとなると難しいものですよね。
なかなかうまく説得できなくて悩んでいる人も多いのです。
こんな悩みを抱えている人は、心理学のテクニックを活用してみましょう。
意外とあっさり相手を説得できて、びっくりすること間違いなしです!
「片足をドアに入れることができれば、もう商品を売ったも同然」という意味のこのテクニックは、最初の小さな依頼を受け入れると、次の大きな依頼は断りにくくなるという心理法則を突いたやり方です。
例:契約を取り付けるとき
「1台でいいですから、1週間サンプルとしておかせていただけませんか?」
(1週間後)
「ぜひ、このまま末永くお使いいただければと思うのですが……」
例えば、商品を紹介しても「買ってください」とは伝えずに、「こんなに良い商品があるんですよ」で終わり、説得相手に買うか買わないかの判断を委ねます。
自分の判断に自信がある説得相手に有効です。
心理学の実験では、明示的説得の方が説得効果が高いことが証明されています。
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