水素水(すいそすい)は、水素分子のガスを溶解させた水であり、無味、無臭、無色である。水素は水にごくわずかに溶ける。
飲用のアルカリ性電解水の生成に伴い水素水が生成される(水素水ではなくアルカリイオン水生成装置には「胃腸症状の改善」の効能表示が認められている)。
水素水って何か知ってた?こういうものだったんですね。
出典 creva.biz
国民生活センターが調査したそうです。
国民生活センターが、健康にいいなどとして販売されている「水素水」と水素水生成器の事業者に対し、水素水を飲むことで期待できる効果をアンケートしたところ、最も多い回答は「水分補給」だった。
病気を治す効果はないけど、飲む人が急増中らしい。
水素が、体を酸化させる活性酸素を中和することで老化を防ぎ、ガンや糖尿病を退治してくれる水――という触れ込みで今、話題の“水素水”。
水素水を販売しているメーカーはHPで「当社の水素水は医薬品ではないため、健康効果を標榜するものではありません」と明記しているが、冒頭に掲げたような効果を謳った論文などを信じ、愛飲する人が増えているという
出典 i2.wp.com
あの人は水素水が体に良いって言ってたけれど、根拠はあるのでしょうか?
(1) 水素水を飲むことによってスポーツマンの運動後に乳酸の上昇が抑制され、筋肉疲労が低下していた(筑波大学のスポーツ科学の論文)。
(2) 水素入浴によって、運動後の筋肉痛が軽減した(早稲田大学のスポーツ科学の論文)
(3) 水素水を飲むことによって、日常的な疲労が改善した(大阪市立大学と理化学研究所のデータ)
(4) 水素水を飲むことによって、脂質代謝異常の傾向がある人の悪玉コレステロールが低下した(中国の山東大学の論文)。これは動脈硬化の抑制につながることを示唆します。
(5) 水素水をボランティアが飲むことによって、血流依存性血管拡張反応が上昇した(血流の増加)。これも動脈硬化の抑制につながることを示唆します(福岡県原土井病院の論文)。
(6) 6人の糖尿病発症前状態が改善した(統計的解析はおこなわれていませんが、6人全員が改善したという結果です)(京都府立医科大学の論文)
(7) 水素水を飲用することによって歯周病が改善した(岡山大学の論文)(歯周病は一般的になっていますので、一般の人に含めました)。
ペットボトルの水素水は、本当に「ただの水」ってことですね。
水素水の正しい選び方のポイントは、次の3つです。
①水素量が豊富に含まれている
水素量が多ければ多いほど、還元率が高くなり、抗酸化力も高まります。なるべく水素濃度が高いものを選ぶことがおすすめです。
水素量が1.2ppm以上含まれている水素水を選びましょう。
②アルミパウチ容器である
水素分子は、とても小さいためペットボトルなどの容器では、水素が逃げてしまいます。
アルミパウチ<アルミ缶<ペットボトル
水素水が入っている容器は、必ずアルミパウチ容器の物を選びましょう。
③飲み心地が良いもの
ミネラルウォーターや天然水は、軟水と硬水があり、軟水の方が飲みやすく、硬水は、飲み心地が少し重たく感じる場合があります。硬水の方がマグネシウムを豊富に含んでいるのですが、身体に負担がかかりやすいので、硬度が100度以下の軟水を選ぶことがポイントです。
硬度の低い軟水が飲みやすく、身体に負担もかからないのでおすすめです。
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