一度は撤退した市場で爆売れする驚異の大逆転!シャープのエアコンがアジアを中心に世界で注目されてる理由

シャープのエアコン事業は2010年に中国の市場から撤退を余儀なくされました。しかし今回、シャープエアコンがアジアを中心に海外で驚異の売り上げを残しました。その理由はなんなのかをまとめてみました。

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かつては苦戦を強いられていた日本製エアコン

2010年には日本製エアコンがどれだけ厳しい状態にあったのかというニュースも報じられていた。

日本のシャープ株式会社は、菅野伸行取締役(中国本部長)がこのほど「中国で販売台数最多の外資系テレビメーカーになりたい」と発言したその裏で、密かに中国エアコン市場からの撤退を決めていた。復活のめどは立っていないという。「中国企業報」が伝えた。

 ある業界関係者が30日述べたところによると、シャープは中国エアコン市場からの撤退をすでに決定済みで、すでに繁忙期がスタートする今年6月頃より、国美電器や永楽電器などの家電販売店の店頭からあいついで製品を撤去している。代理販売業者に委託しての在庫の処分作業も進めている。また別の業界関係者によると、中国市場向けのシャープ製エアコンは今年に入ってから生産を停止しており、今は海外市場向け製品のみ生産を続けているという。

 実際、ここ数年来、シャープを代表とする日系企業は中国エアコン市場で苦戦していた。パナソニック、日立、ダイキン、三菱重工、三洋、シャープを代表とする日系エアコン企業は、中国現地企業の圧力や挑戦にさらされて、市場シェアが低下の一途をたどっていた。国家信心センターがまとめた統計データによると、日系メーカーのインバーター市場占有率は09年の22.7%から今年は7.5%に低下しており、低下率は15%にも達する。

今は売上が上昇中!世界累計販売台数7000万台を突破

シャープは、独自の空気浄化技術「プラズマクラスター」を2000年10月に初めて空気清浄機に搭載して以来、搭載商品の世界累計販売台数が2017年2月末に7,000万台を達成しました。

 「プラズマクラスター」は、自然界にあるのと同じ水素のプラスイオンと酸素のマイナスイオンを同時に作り出して放出し、浮遊カビ菌や浮遊菌などの作用を抑える当社独自の空気浄化技術で、空気清浄機やエアコン、冷蔵庫など自社商品15品目に搭載しています。

また、世界の第3者機関で実証された「プラズマクラスター」のさまざまな効果が注目され、業務用途での導入もさらに拡大しています。例えば、鉄道車両や教育施設、医療・福祉(介護)・宿泊施設など人が多く集まる空間では、浮遊菌の作用抑制や消臭効果による空気環境の改善に活用されているほか、食品工場では、静電気の除電効果を活用しエアシャワーのホコリ除去効果を向上させることで屋内へのホコリ侵入を減らすなど、多様な空間ソリューションを提供しています。

売り上げが伸びている原因は”深刻な大気汚染”

シャープは23日、独自の空気清浄技術「プラズマクラスター」を搭載した製品の世界累計販売台数が2月末に7千万台を突破したと発表した。経済発展に伴い大気汚染が深刻化するアジアを中心に海外での売り上げを伸ばしている。

現在では、ルームエアコンや冷蔵庫、洗濯機などにも搭載され、世界109の国と地域で展開している。空気清浄機は、中国で微小粒子状物質「PM2.5」対策として販売が好調なほか、タイやマレーシア向けに開発した蚊を吸い取る機能が付いた製品も人気となった。

シャープは23日、「2015年で最も売れた空気清浄機ブランド」としてギネス世界記録に認定されたと発表した。担当者は「国内市場に比べ海外のほうが伸びが大きい。今後も地域に合った商品を開発したい」と意気込んだ。

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