エントリーって何だろう?<知っておきたいFX用語13>

今回はエントリーに関して学びたいと思います。
FXを始めたい方は是非見て頂けたら嬉しいです。

prince kakashi さん

9 PV

エントリーって何?

 FXでは、ポジションを持つ前の段階のこと、つまり取引・注文をすることを「エントリーをする」と言います。
エントリーと言うのはFXに限ってではありませんが、FXでも、ウェブサイトやトレーダーのブログ、書籍などでエントリーという言葉がよく使われています。「注文」や「取引」という言葉を使ってもまったく問題はありませんが、エントリーという言葉を知っておくことで、会話や情報の理解が進むことがあります。通常の取引の流れとしては、エントリーする→ポジションを持つ→決済する(利確or損切りorロスカット)です。
エントリーが取引の起点になりますので、エントリーするタイミングは勝ち負けにとても重要です。

エントリーには「参加する」という意味がありますので、
その名の通り「相場に参加する」ことを表します。
つまり、注文を入れるということですね。
注文を入れると「ポジションを持った」状態になります。

FXでは取引を開始することを「エントリー」すると言います。
エントリーには「買いからのエントリー」と「売りからのエントリー」の2種類があります。
買った通貨を決済する時も「売り」といいますが、「売りからエントリー」するという場合の「売り」は「空売り」を意味します。
通常の投資では「買いエントリー」から取引をはじめることがほとんどです。
 しかし、FXでは「売りからエントリー」から取引を始めることができるので相場が上昇しても下落していても、どちらの局面でも利益を狙うことができるのです。
例えば、1ドル85円の時にドル円で1万ドルの売りからエントリーした場合にはFX業者から1万ドル分を借りて、その1万ドルを売って85万円の日本円を買って取引を開始したことになります。
この時点で業者から借りて売った1万ドルは、いずれ必ず買い戻して業者に返済する必要があります。
この後、円高ドル安が進み1ドルが83円になった時に買い戻せば1万ドルを83万円で買ったことになります。先に85万円で売っていた1万ドルを83万円で買い戻したので2万円の利益が出ます。

ルールに則ってエントリーすること

 FXはエントリーから始まります。
いつ利確や損切りをするかという決済ポイントも大事ですが、利益が出るかどうかの半分以上の要因はエントリーのタイミングにあると言っても間違いではないでしょう。
下降トレンドから上昇トレンドの転換ポイントで、ショートポジションを持っても効果的とは言えず大きな損失を抱えるリスクがあります。上昇トレンドから下降トレンドへと転換するポイントで、ロングポジションを持つ場合も同様です。上昇トレンドの始めでロングポジションを持つか、トレンドの終盤でロングポジションを持つかでは、得られる利益が大きく変わります。
 また、損失を負うリスクも変わります。「なんとなく」「とりあえず」の感覚でエントリーすることは1番避けなければなりません。
「ポジションがないから」という理由でのエントリーもNGです。
エントリーした後は、相場を見て決済のタイミングを図るだけです。意に反する方向に相場が動いたら、「どのタイミングで損切りをするか」しか選択肢はありません。
取引のなかでタイミングを自由に決めれるのがエントリーです。
自分のトレードスタイルに則ったタイミングで必ずエントリーを行いましょう。

自分の形でないのにエントリーしてしまうと・・
でも自分の形ではないのに、エントリーすると、
その後の損切り、イグジットなどに影響してくるんですよね。
 要は、マイルールから外れた取引になってしまうんです。
自分の形で常にエントリーしていければ、
損切り、イグジットのタイミングなどもいつものようにやれば良いのです。
データも蓄積されて、よりトレードの精度を高めていけるのです。
これが偶然暴落したからエントリーした、というような取引をしてしまうと、
勝つのも偶然、負けるのも偶然になってしまうんです。
これでは勝てるトレーダーにはなれないと思いますよ。
その1回のトレードですごい金額を稼いで、それでFXを引退するなら良いですけど・・・。

エントリーする時はエントリー後のことも考えておく

 エントリーした後は、ポジション保持、決済を行います。
ポジションは期間のことですので、実質エントリーした後行うことは「決済」のみです。
エントリーした後に、どのタイミングで決済をするか悩んでいると、トレードが後手後手になってしまい、必要以上に大きな損失を抱える場合があります。
感情的になってしまいズルズルと損切りできず損失が膨らんでいく可能性があるためです。
エントリーする前に、「◯pips」値動きしたら利確・損切りを行うなど決めておきましょう。
そうすることで、損失を負っても焦らず対処できますし、勝っても負けても自分のプランで進めていくことができます。

  • 1