30代で生命保険は必要?生命保険の選びの考え方のまとめ

なんとなく加入しておいて方が良さそうというだけで入っちゃう人もいる生命保険。保険は確かに便利ですが、ご自身のライフスタイルやステージ、目的などにより必要な保険は全く違っています。どんな基準で生命保険を見ればよいのかポイントをまとめました。

走るの早い人 さん

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生命保険の基本的な選び方

保険を選ぶ時はまず、ご自身が保険に何を求めているかを知ることが重要です。その時には以下の6つのポイントを考えてみてください。

どんな保障を
いつまで
いくら保障し
いくらの保険料を
いつまでに払い終わるのか
また、いくら戻ってくるのか

中学生の時に習った「5W1H」のようですね。保険に加入するのは、将来起こりうる不測の事態に対応するため。しかし、人によって収入やライフスタイル、家族構成は異なります。そのため、必要となる保障の種類、保障期間、支払える保険料なども千差万別です。

30代の生命保険の考え方は独身か既婚で変わる

30代独身の保険選び

30代は、仕事や収入面で安定やゆとりの出る時期ですが、今から将来の安心に向けたリスク対策をしっかり考えていきましょう。

扶養家族がいないうちは高額な死亡保障は不要ですが、年齢が上がるほど保険料が高くなりますので、今のうちに確保できる保障を準備しておくことも大切です。医療保障は終身タイプのものがおすすめです。また、生活習慣病に備えた保障も確保しておきましょう。

余裕がある場合には、老後の生活資金のための「個人年金保険」や、一生涯の死亡保障の確保と同時に貯蓄にもなる「終身保険」などを活用しましょう。

30代夫婦の保険選び

まだ子供がいない30代夫婦は、万一のときに相手に迷惑がかからない程度の備えをしておきましょう。数万円程度の中型の定期保険と医療保険を中心とした商品選びが無難です。

妊娠・出産を考えている女性は、できるだけ早いうちに女性疾病に備えた医療保障を確保しましょう。妊娠してからでは、女性疾病向けの医療保険に入れないことがあります。

30代ファミリーの保険選び

家族への責任を持っている人は、自分が万一のときに発生する家族への影響を最重要視して保障を選びましょう。特に、一家の大黒柱の立場の人は、子供が小さいほど高額な死亡保障が必要となります。「収入保障保険」や「定期保険」を活用して、上手に高額保障を確保しましょう。

ただしこの時期は、大黒柱の万一に備えた死亡保障に加えて、子供の将来の進学費用に備えた早めの貯蓄計画も必要になるなど、長期的な収支バランスを考えていかなくてはなりません。改めて、夫婦いっしょに生活費や将来の目標について話し合い、計画や予算を立てていきましょう。すべての保障を確保したいのはやまやまですが、現在の生活を圧迫するようでは本末転倒です。優先順位やバランスを考え、無理をせずに必要な保障からそろえていきましょう。

女性は、できるだけ早いうちに女性疾病に備えた医療保障を確保してください。妊娠中の場合は、女性疾病向けの医療保険に入れない場合があります。また、母親になったら、自分の死亡保障もある程度確保しておく必要があります。


子供の教育資金については、高校・大学の進学時期に、多くの人が収入よりも支出が上回る状況になります。その時期になって、子供の将来の夢や選択肢が狭まらないよう、早いうちから計画的に資金を積み立てていく必要があります。

「終身」か「定期」かで考える

生命保険を選ぶ時に知っておきたい単語は以下の2つです。

・終身保険
・定期保険

生命保険は大きく分けて「終身保険」と「定期保険」の二つに分けることができます。
それぞれどのような保険なのか説明していきます。

終身保険とは

基本的に生涯保障が続く保険のことです。保険料の支払いは「一生涯払い続けるタイプ」「~歳までに支払いを終えるタイプ」など、様々な商品が用意されています。基本的に加入後は一生涯保険料は上がらず、解約の際に一定の金額が払い戻される「解約返戻金」があるのが特徴です。

定期保険とは

いわゆる「掛け捨て」の保険で、終身保険に比べて、安価な保険料で保障を受けることができる保険です。その分解約時に「解約返戻金」はありません。この保険は保障が受けられる期間が定まっているため「定期保険」と呼ばれ、保険料は加入する年齢によって上下します。例えば高齢になればなるほど医療リスクが高まるため、保険料は上がっていく傾向にあります。

「保険料」「保障額」「保険会社の信用度」「特約」など細かい保険の選択基準で考える

保険勧誘の際に気になるのが、支払う保険料です。この保険料、最近では月々約700円から保障が受けられる定期保険が発売されています(2014年12月現在)基本的には保険料が高いほど、手厚い保障が受けられますが、保険は将来起こりうる不測の事態に備えるためのものです。現在の家計を圧迫してしまっては本末転倒なので、求める保障内容に合わせて最適の保険料の保険商品を選択していきましょう。

生命保険は基本的に死亡後遺症時に給付金が支払われる保険商品です。この給付金は先述したように支払う保険料に比例して高額になります。たとえば、30代男性の場合で月々約700円の定期保険に加入した場合、死亡後遺症時には最大500万円の給付金を受け取ることができます。

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