円安って何?円安のメリット・デメリット【国内免税店アレキサンダーアンドサンなど

トランプ大統領就任にともない円安相場に転じたドル円相場。円安になることで一体どんな事が起こるのか、円安についてみていきましょう。

行楽機動隊 さん

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円安って何?

円安とは、円の他通貨に対する相対的価値(円1単位で交換できる他通貨の単位数)が相対的に少ない状態のことです。

例えば、日本人が旅先のハワイで買い物をするため、手元にある1万円をドルに両替するとします。為替相場が1ドル=100円であれば、1万を100で割った100ドルになります。しかし、もし為替相場が1ドル=80円であれば、1万を80で割った125ドルになり、また、1ドル=125円であれば、1万を125で割った80ドルになります。これらを比べると、1ドル=80円の場合は、1ドル=100円の場合と比べて、同じ金額の円についてより多くのドルを取得できるので、円高ということになります。逆に、1ドル=125円の場合は、1ドル=100円の場合と比べて、同じ金額の円についてより少ないドルしか取得できないので、円安ということになります。

円安のメリットって?

円安になると、輸出する場合に有利になります。

海外の人は日本の製品を安く購入する事が出来るので、輸出企業の利益は大きくなります。
また、外貨を日本円に換金する場合多く換金出来るようになります。

外貨商品(FX・外貨預金・外貨MMFなど)で外貨を買っていると儲けやすくなる。
海外から見て日本の商品が安くなるため売れやすくなり、輸出企業に有利な状態となります。
通貨価値の下落によりデフレ圧力が緩和される。

円安のデメリットは?

物価が上昇し、インフレ懸念が出てくる。(モノの価格が高くなる)
円の価値が低くなるため、海外旅行やブランド商品などの値段が上がってしまう。
海外から資材を購入している輸入企業の業績が悪化する。

円安になると輸出企業には様々なメリットがありますが、海外から物を輸入する場合には不利になります。
今まで海外から100円で買っていた原材料が110円になれば、国内でのその他のサービスの価格が上がります。
その為、財布の紐が固くなり、景気が悪くなります。
景気が悪くなると、企業は生き残りの為にリストラ等を行うようになります。

このような事から、一般の家庭の場合は、円安になるとデメリットの方が大きいと言われています。

どうして円安になるの?

①日本の国力がゆっくり衰退しているから

為替が強くなったり、弱くなったりする理由の多きな理由としては、その国の経済力が挙げられます。

当然、経済力が強い国は長い目でみたときに為替の力は強くなります。逆に赤字ばかりで経済が衰退していくようであれば為替は弱くなります。

例えば、その国の国力・経済力を見る指標としてGNP・GDPだったり経常収支などがあります。

ちなみに日本はバブル崩壊後も国の収支は安定して増えていました。経常収支は増えていたんですね。

しかし震災などでエネルギーをたくさん輸入するようになったこともあり2014年度には、この経常収支が一時的に赤字になる瞬間も出てきています。
高齢化などによる影響で労働人口もこれからどんどん少なくなっていきます。

②金融緩和によって「円」がジャブジャブ作られているから

アベノミクスによって日本の紙幣はたーくさんすられることになりました。いま日銀さんが一生懸命に”円”を作っています。

本来100あるものが200や300となれば基本的にはその為替は安くなります。

③アメリカの経済、ドルが強くなってるから

ものすごいエネルギーを消費することで有名なアメリカですがシェールガスが発明されたことによって一大資源国になろうとしています。

つまり国がシェールガスで潤っている=経済が強い=ドルが強い。というわけですね。

また、日本とは逆にずっと続いていた金融緩和が終わったことも大きいです。ジャブジャブだったドルがこれから、びしっとスマートになる時期に入ったわけです。

円安では訪日旅行客が増える

円安になると円に対して外貨の価値が高くなりますので、日本が安く買われることになります。ということは、海外からの訪日旅行客が増える傾向にあり、日本国内は外国人旅行客でにぎわう事となるでしょう。そんなとき、教えてあげたいのが国内の免税店、日本国内の商品もお買い求めしやすいため、訪日旅行客に知り合いがいるのであればぜひ教えてあげてください。

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