z世代(Zジェネレーション)ってどんな世代?Z世代の特徴まとめ

バブル崩壊後のデジタルが生活の中に浸透した時代に生まれた世代がZ世代。Z世代が持つ独特の価値観や特徴、そして彼らが利用しているWEBメディアをご紹介します。

kuruttton さん

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z世代(ジェネレーションZ)って何

ジェネレーションZは、ジェネレーションX、ジェネレーションYに次ぐ世代を名付けるために三浦が考案した概念である。ジェネレーションX、Yともにアメリカのマーケティング概念が日本に輸入されたものだが、日本では一般的にジェネレーションXが1970年代前半生まれ、Yが70年代後半生まれの世代を指し、団塊世代(狭義には1947-49年生まれ)の子どもを多く含む世代である。

それに対して、ジェネレーションZはX、Yより10~15歳ほど若く、7歳合計すれば1000万人程度の人口規模を持っており、企業にとってはまだまだ無視しがたいボリュームを持った存在だといえるだろう。

z世代(ジェネレーションZ)はどんな特徴を持っている?

①デジタルネイティブゆえのグローバル意識も

もっともZ世代ならではの能力の高さや長所も数多い。その一つがデジタルネイティブならではの傑出したIT能力の高さだ。品川女子学院の教諭、神谷岳氏は「さまざまな挑戦へのハードルが低くなった」と指摘する。

同校の校長、漆紫穂子氏は「『起業したい』と高校2年生から相談されたこともある」そうだ。以前のように、高価なツールを使わずとも、アイディアとスキルがあれば簡単にアプリが作れる時代だ。

「学校で教えてもいないのに、スケジュール管理アプリを作ってApp Storeでリリースした子もいます」(漆氏)

②人間関係も安心・安全 結果的に刹那的思考も

親や仲間と他人を分けるゾーン・ディフェンス(境界設定)が高く、“親密圏”にいる人と付き合いたがる傾向が強くあります」。日本のZ世代のSNSの使い方が、未知の人々と知り合うよりは、親密圏にいる人とより親密になるために使われがちなのもそのためで、「卒論調査で大学の入学式前に同級生とSNSで知り合いになってくる人が、4分の1もいたほど」(古賀氏)だ。

③人間は死んでもまた生き返ると信じる者が半数近い

たとえば携帯2次調査では、女子高校生の67.5%、男子高校生の60.0%が「奇跡」を信じているし、女子高校生の54%、男子高校生の50%が「人間には前世がある」と信じている。

また「細木数子の言っていること」「美輪明宏の言っていること」「江原啓之の言っていること」を信じるという者も多く、特に江原啓之は携帯調査の女子の40%以上が信じている。

 どうして細木、美輪、江原らの人気があるのか。アンケート調査後に行ったデプスインタビューで、数人の若者が言っていたが、細木、美輪、江原に「あなたは~ですよ」「あなたはこうなるよ」と言われれば、人生に明確な目標が出来て、努力ができると思うからということらしい。何をしてもいい自由な世界の中で、多くの若者は何をすればいいか自分では決められない。だから、だれかに強く何をしろと言って欲しいのであろう。

④ネット動画、Netflixが視聴の中心。テレビは3番目に

Z世代が最も視聴に時間を費やしているのは、ネット上の動画。その内訳は、Facebook、Twitter、Snapchatなどのソーシャルメディア系と、YouTube、Vine、Twitchなどの動画サイト系がおよそ半々となっています。Z世代の9割が少なくとも週に一度、多くはほぼ毎日ネットで動画を見ているのです。

⑤パーソナライズできなければ論外?「検索」できないメディアは使わない

Z世代がテレビよりネット動画を好む理由としてもう1つ、「検索」というキーワードがあるようです。

前述のように、アメリカはケーブルテレビや衛星放送の普及により膨大な数のチャンネルがあり、多くの選択肢から自分好みの番組を選ぶことが可能です。

しかし生まれたときからインターネットが存在するZ世代にとって、それはレガシーシステムに過ぎません。より精度高く、自分好みの動画やコンテンツを探せる「検索」は当然備わっているべき機能であり、それが存在しない媒体など最初から見る対象にならないのです。

彼らにとっては、ザッピング(テレビのチャンネルを次々に変えること)ですら苦痛であり、無限に広がるネット上の動画と比べれば、多チャンネルの番組でさえ「少ない」と感じるのです。

⑥絶対的な安全と安心 常に追い求める

恐怖・リスクを避けて、安全・安心を求める—。中央大学文学部教育学コース教授の古賀正義氏は、Z世代の特徴をそう総括する。実際に、そうした性向はデータからも見て取れる。内閣府が行った「若者の考え方についての調査」(平成23年度)を見ても、Z世代に相当する若者が「仕事を選ぶ理由」は「安定していて長く続けられる」ことが56.5%と、「自分の好きなことができる」(47.7%)や「収入が多い」(46.6%)などより回答比率が高い。

「現実的に、リスクが肥大化していることが大きい。長年雇用環境が悪かったことに加え、『核家族』が地崩れしていることも要因。親世代の離婚が増え、シングルファミリーも多く、誰かが毎日朝食を作ってくれる、といった就労生活を支える『基本的な家庭環境』が十分でない人が増えていることも背景にあります」と古賀氏は分析する。

Z世代に支持されているWEBメディア3つ


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