家族の扶養義務~必ず扶養しなければいけないのか?~

親子、家族間の扶養義務について

オサコ☆ さん

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近年、生活保護受給者が増えるにつれ様々な問題が浮き彫りになってきている。

少し前には芸能人の家族が生活保護を受けていたとして問題になったこともあった。

成人し、自立した子がいて、その子の親が金銭的に支援が必要となった場合、必ず親を扶養しなければならないのだろうか?

親子や家族間の扶養義務とは何ですか?

扶養義務とは、一定範囲内の近親者が、未成熟の子や高齢、傷害、病気、失業等のために経済的に自立できない人を支援しなければならない義務のことをいいます。
そして、扶養されるべき人は、扶養義務を負っている人に対して、経済的援助を求めることが出来ます。

扶養義務は、誰もが負っているわけではありません。

参考までに、直系血族とは両親、祖父母、曽祖父母、子、孫、曾孫などです。傍系血族とは、兄弟、伯父伯母、甥姪などです。姻族とは、配偶者の父母、配偶者の兄弟、配偶者の連れ子などです。親族とは、6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族をいいます(民法725条)。
扶養義務が課されるのは、本来の親族のうちの一部である3親等内の親族ということになります。
また、3親等内の親族が扶養義務を負うことになるのは、原則的に扶養義務を負う直系血族と兄弟姉妹、配偶者に経済力がないような特別な場合のみです。この場合、家庭裁判所が審判によって3親等内の親族を扶養義務者とすることができます。

しかし、必ずしも親の面倒を子が見なければいけないのだろうか?

親子間で疎遠になっている場合や金銭的に余裕がなければは頼れなかったりする。
条件がそろっていても相談段階で断られたり、申請が却下されることも有るのが現実。

その場合弁護士など法律の専門家に相談するのが良いだろう。
専門家を伴った所、対応が変わったという話はよく聞く。

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