レバレッジって何だろう?<知っておきたいFX用語3>

FXはレバレッジをかけての取引が可能です。レバレッジを使うことで、預け入れている証拠金の数倍〜数十倍での取引ができます。これにより、少ない資金でも大きな金額の取引ができるようになり、投資効率を高めることができます。

prince kakashi さん

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レバレッジとは?

以前は国内FX業者のレバレッジは100倍以上もありましたが、リスクが大きいこともあり、レバレッジ規制により最大25倍までとなりました。
例えば証拠金10万円で、レバレッジ10倍であれば100万円の取引ができます。これにより、損失を負うリスクもありますが、大きな利益を得れるメリットがあります。

例えば、証拠金10万円でレバレッジ10倍の取引をした場合、レバレッジ1倍であれば1万円の利益だったのが、10倍の10万円の利益になります。
スワップポイントもレバレッジにより10倍の金額を受け取れます。

FXの最大の特長は、担保となる手元の資金(取引保証金)に「レバレッジ」をかけて、何倍もの金額の外貨を取引できることです。 普通なら、10万円の資金(取引保証金) であれば10万円分の取引しかできないはず…しかし10倍のレバレッジを使うと、取引できる金額が10万円の10倍、つまり100万円となります!レバレッジをかけると、手元の資金(取引保証金)の何倍もの金額を取引できるのです。これがレバレッジの特長です。

レバレッジのメリット

レバレッジのメリットは、何と言っても少額資金でも大きな利益を得れることです。
ある程度の利益を得ることを目的にFXをしている人は多いです。しかし、元手の資金が少額の場合、なかなか大きな利益を得ることは難しいです。
その場合、少額の利益をコツコツと貯めていき、長い期間をかけて元手を増やして除々に大きな利益を得ていくか、少額資金でレバレッジをかけて大きな利益を得るかのどちらか方法になります。
前者の方法の場合はレバレッジを利用する必要はありません。後者の方法の場合は、レバレッジを利用してスピーディに利益を増やしていくことも可能です。

下記のように、レバレッジは少額資金では得れないような元手以上の利益を得ることもできます。

レバレッジを使うと資金の何倍もの取引を行う事ができる訳は、「自己資産を担保としてお金を借り入れて取引する」ためです。

 例えば資産100円の人が、現在日本のFX業者で最大レバレッジである25倍を利用して取引をしたと仮定します。
 すると、100円(実際の自己資産)×25倍(レバレッジ)=2500円となり、2500円(取引高)-100円(自己資産)=2400円(借りてきた資金)となり、2400円を借りてきて取引を行ったと言う事になります。

 もしも、100円の自己資産で10%の利益を出していたとすると、利益は100円の10%である10円となります。しかし、今回の例の場合、レバレッジ25倍を利用して自己資産の25倍の取引を行っているので、2500円(レバレッジを利用した取引高)×10%(利益率)=250円(利益)となり、自己資金100円の人が250円もの儲けを出した事になります。

 レバレッジを使うためには、FX業者に対して「証拠金」と言う形で、担保としてのお金を預ける事により取引を行う事ができます。

下記のようにレバレッジを計算して算出することも可能です。これは、経験とともに自然と身に付いていきます。

「レバレッジ」は、取引金額に対する取引資金の倍率を計算することで算出されます。
例えば、1ドル100円の時、100万円の投資資金に対して100,000ドルの建玉を保有する場合は、レバレッジが10倍と計算されます(100,000ドル×100円÷100万円→10倍)。

複数の建玉を保有する場合のレバレッジは、各々の建玉の取引金額 (円換算) を合計することによって、口座全体のレバレッジを算出することが可能です。
これは、本来レバレッジというものが投資資金に対してどれだけの額を運用されるかによって決定されるものだからです。

つまり、複数通貨ペアを保有される場合のレバレッジも、単一通貨ペア保有の場合と同様、取引金額に対する投資資金の倍率を計算することで算出されます。

レバレッジのデメリット

レバレッジを使っての取引は、メリットだけではありません。
証拠金にレバレッジをかけて何倍もの金額で取引ができ大きな利益を得れるメリットの一方で、損失を負うデメリットもあります。

例えばレバレッジ1倍で1万円の利益を得えれる場合に、レバレッジ10倍だと10万円の利益を得れます。しかし相場が意に反する方向に動いた場合は、利益同様10倍の損失を負うリスクがあります。スワップポイントも10倍受け取れる場合もあれば、ショートポジションなどで10倍支払わなければならないことがあります。

また、ロスカットも気を付けなければいけません。
ロスカットは設定されている証拠金維持率になった瞬間に強制決済されるシステムです。
レバレッジ1倍の際は、1円値動きしてもロスカットの心配がない場合でも、レバレッジを10倍や20倍にすることで、数十銭程度値動きしただけでロスカットになる可能性もあります。
ロスカットになってしまえば預け入れている証拠金は減ってしまいます。

レバレッジは、大きな利益を得れる反面、大きな損失にもなり得ることがあることを認識しておきましょう。FX初心者の方はレバレッジ10倍以上はリスクが高いのでお薦めできません。

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