プロゴルファーのなり方のまとめ 引退後も活躍するシニアゴルファー【崎山武志、白石達也など】

スポーツ選手の中でも選手生命の長いゴルフ選手、体力の続く限り活動を続ける事ができますが、そもそもプロゴルファーになるには何をすればよいでしょうか?プロゴルファーのなり方と現役引退後も活動を続けるシニアゴルファーをまとめました。

kita301 さん

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そもそもプロゴルファーってどんな人をさすの?

プロゴルファーとはゴルフのプロ資格を持ち、ゴルフをプレーすることで生計を立てている人のことをいいます。
有資格者は全国に5000人以上で男性と女性のそれぞれにプロ資格があります。

プロゴルファーになるには日本のプロゴルフ協会の認定が必要

いくらゴルフがうまくても、自分でプロと名乗るだけで「プロゴルファー」になれるわけではありません。日本では、男子は日本プロゴルフ協会(JPGA)、女子は日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)から「プロゴルファー」として認定される必要があります。

ツアープロとして認定されるには下記2つの方法があります。

1.アマチュア時代にツアートーナメントで優勝する
2.プロテストに合格する

ツアープロには、年齢制限が設けられています。男子は16歳以上、女子は18歳以上です。

プロゴルファーのなり方①アマチュア時代にツアートーナメントで優勝する

この年齢基準を満たすアマチュア選手が、ツアートーナメントに参加して優勝すると、プロ宣言を行うことができます。プロ宣言を行えば、プロゴルフ協会からもツアープロとして認められます。

宮里藍選手や石川遼選手、松山英樹選手は、この方法で高校や大学の在学中にツアープロとなりました。

たいていの選手は、日本プロゴルフ協会(JPGA)と日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が実施するプロテストを受け、合格することでツアープロとして認定されます。

プロゴルファーのなり方②プロテストに合格する

2014年から、日本プロゴルフ協会が「公益社団法人」になったこともあり、その年に16歳以上となる男性は、誰でもプロテストを受けられるようになりました。

プロテストは、プレ予選、第1次、第2次、最終の4段階に分かれています。それぞれの段階で2〜4日間の競技を行い、成績上位者が次の段階に進みます。

アマチュア大会での成績優秀者や関連団体からの推薦者、ティーチングプロなどは、実力に応じて各段階の予選が免除されます。

ツアープロとして認められるのは、最終プロテストの上位50位までの選手たちです。ですので、毎年50人のプロゴルファーが誕生しています。

→ツアープロテストの難易度、合格率

ただし、この資格だけでは、ツアートーナメントに参加できません。

毎年実施される「クオリファイングトーナメント(QT)」に参加して、成績上位に入って出場資格を取得することも必要となります。

プロテストを受けるにも結構お金がかかる

プロテストを受けるには、受験料が必要です。総額で20万円以上になります。会場までの交通費と宿泊費も必要ですし、合格すると、認定料やセミナー料などで80万円以上のお金がかかります。

プロになるには、受験料や認定料などで100万円以上の額が必要というわけです。

それに、プロテストを受けるまでにかかったレッスン料やゴルフ場の使用料などを入れると、かなりの額がかかります。そのため、ゴルフ場で働きながら練習する研修生制度が設けられています。

プロゴルファーに引退はない

プロゴルフ界では、あまり「引退」という言葉を使いません。

2011年、若い女性プロが故障のために「引退」を宣言しましたが、ゴルフ界では珍しいことです。昔から「プロゴルファーに引退はないからね」というのがゴルフ界の常識です。

年齢が高くなってもシニア大会に出場できる

ツアープロが、第一線のトーナメントに出場しなくなっても、たいていの選手はプロゴルフ協会に籍が残ります。肩書がプロであることに変わりありませんし、シニアの大会に出場することもできます。

男性は50歳以上になれば、シニアプロか、シニアレッスンプロ、女性は45歳以上になれば、シニアレッスンプロの資格試験を受けることができます。

現役引退後も活躍するシニアゴルファー

生年月日 1962/01/12
14歳のころからゴルフを始め、1980年にプロゴルファーとしての転向をはたしています。ゴルフを始めてから4年でプロへの転向ができたことを考えると、当時からゴルファーとしての実力が高かったことが伺えます。師弟関係では、プロゴルファーとして有名な青木功さんを師匠にプロゴルファーとしての腕を磨いていました。

生年月日 1962/11/22

プロ転向は30歳になった1992年で、レギュラーツアー時代は賞金ランキング85位となった98年が最高成績。2013年からシニアツアーに参戦すると、予選会を勝ち抜いて出場した開幕戦の「金秀シニア 沖縄オープンゴルフトーナメント」でいきなり優勝を飾った。

生年月日 1955/07/26
40代後半に入ってから2001年「カシオワールドオープン」、02年「静岡オープン」、03年「三井住友VISA太平洋マスターズ」と3年連続で勝利を挙げた。05年からはシニアツアーにも参戦し、06年、07年、13年、15年と4度賞金王に輝いている。

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