交通事故の加害者はまず何をすべき?
まずは、事故現場において停車をし、同乗者や被害者の状態を確認するべきです。そして、同乗者や被害者が負傷しているようであれば、速やかに救急車を手配するなどして、受傷者に対して救護措置を行ってください。
交通事故の加害者はまず何をすべき?
交通事故の加害者が、受傷者に対する救護義務を尽くさずに事故現場から立ち去った場合、道路交通法違反として、懲役刑や罰金刑を処される可能性があります。
そして、交通量の多い場所での事故の場合、二次被害、三次被害を回避するためにも、車両を道路左側に寄せるなどの措置をとり、後続車両の誘導などの危険防止措置をとりましょう。
交通事故の加害者はまず何をすべき?
①事故発生日時及び場所、②死傷者の数、負傷の程度、損壊した物の内容、③事故車両の積載物、④事故後に講じた措置について報告をすることが、道路交通法上求められています。なお、この際に、警察官が到着するまで現場から立ち去らないように指示された場合には、その指示に従ってください。
事故のときに謝ったら不利になる?
交通事故の直後において、相手に謝ったからといって、その後に不利になるということは、基本的にはありません。 明らかに自らの不注意で事故が発生したような場合においては、その後の賠償における有利・不利以前に、モラルとして、しっかりと相手に謝罪をするべきではないかと思います。
事故のときに謝ったら不利になる?
但し、過失割合や賠償金額について、事故直後の冷静な判断ができない状態において、事故の相手方との間で不利な約束をしてしまった場合、後になって適正な過失割合や賠償金額の交渉をする際の障害となることがありますので、気を付けましょう。
自動車の任意保険に入っているのであれば、賠償については保険会社に任せます、などとして、その場ではあくまで謝罪をするにとどめ、不利な約束を交わしたり、書面を交わしたりすることは避けた方がよいでしょう。
事故のときに謝ったら不利になる?
交通事故によってどんな責任が発生するの?
交通事故を起こしてしまうと、加害者には民事上の責任、刑事上の責任、行政上の責任の3つの責任が発生します。
交通事故によってどんな責任が発生するの?
これらの3つの責任は、それぞれ別個のものとなりますので、例えば刑事上の責任や行政上の責任を問われなかったとしても、民事上の責任を全く問われないとは限りませんし、民事上の責任を果たしていた(被害者に対する賠償が終わっていた)としても、必ずしも刑事上の責任、行政上の責任を問われないとも限りません。
交通事故によってどんな責任が発生するの?
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