金利と利息の違いってなに?

銀行や消費者金融を利用する際に必須となる言葉「金利」と「利息」。普段何気なく使っている言葉にもかかわらず、詳しく説明できる方は少ないのではないでしょうか。今回は、両者の違いを詳しく見ていきます。

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普段何気なく使っている「金利」「利息」といった言葉。
それぞれについて詳しく説明できるという方は少ないのではないでしょうか。

銀行に貯金するとき、お金を借りるときなど、よく使う言葉であるのにもかかわらず、詳しく理解されていないというのは、少し危険な気もしませんか?

両者の違いを詳しくみていきましょう。

お金の貸し借りにおいて、借り手から貸し手に支払われる利息(貸借料)の、貸し借りされた金額(元金)に対する割合です。
利息は元金×金利で計算します。


金利について、さらに分かりやすく噛み砕いてみましょう。

金利は、お金を貸し借りする際の手数料と考えればよいでしょう。
手数料と言っても、一律で○○円、というように出されるものではなく、割合(%)で出されます。
例えば、金利10%で100万円を借りれば、返す額は110万円といった具合になります。

利子や利息は「お金を貸借(かしかり)することで発生する料金」です。

通常はお金を借りた側がお金を貸した側に支払います。
つまり、銀行に預金しているという状態は銀行にお金を貸している状態なので利子・利息を受け取ることができますね。

金利が「%」で表せるのに対し、利息は「円」で表します。

では、先ほど金利の説明で見た、「金利10%で100万円を借りれば、返す額は110万円」の例に当てはめてみましょう。
借りた額は100万円。
返す額は110万円。
返す時に10万円多く払っていますね。
この10万円が利息です。

金利と利息の違い

金利10%で100万円を借りたとします。
計算式は
100万円×10%(金利)=10万円(利息)

引用の式を見ると、金利と利息の違いがお分かりいただけるかと思います。
金利は、元本に掛ける割合(%)、利息は金利によって導き出された金額(円)となっています。

整理すると、
金利…利息を計算するための指標
利息…お金を貸し借りする際の手数料等の金額

というように理解するとよいかと思います。

こちら側が相手側に払うお金を利子といいます。
簡単に言うとローンを組んだ場合、元々のお金が1万円だとしても
結果的に1万円以上のお金を払いますよね。

“銀行やJAなどで口座を開き、その口座に自分で入金したり、お給料が振り込まれたりしますよね?
しばらくして口座残高を見ていると、少し金額がついていることってあります。
この増えた分のお金が利息です。

利子と利息の違いについてもご説明しましょう。違いと言っても、大きなものではありません。
ただ、

利子…私たちが銀行、消費者金融に支払うお金
利息…銀行が私たちに払うお金

と、違いはこれだけです。

普段、この繊細な違いを気にする人は少ないでしょうが、覚えておくと役に立つかもしれません。

金利と利息の関係について、ご理解いただけたでしょうか?

金融用語をしっかりと理解しておくことで、金融機関とのやり取りがスムーズになり、金融に関する文章を読んだ際の理解度が高くなります。
もっと詳しく知りたい方は、キャッシングやクレジットカードについての身近な金融について調べてみてはいかがでしょうか。
きっと、役に立つときが来るはずです。

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