白ニキビでお悩みの方へ、白ニキビができる原因と白ニキビの治し方、白ニキビのためのスキンケアなどを詳しくご紹介します。薬が効くのか、潰してもいいのか、通院が必要か、といった基本的な疑問にも答えて...
「白ニキビ」完全攻略法
あなたは白ニキビに悩んでいますか?そしてその白ニキビについてどれだけ知っていますか?白ニキビができてしまい治したくてお悩みの方は、兎にも角にも正しい知識が必要になります。
そんなあなたにうってつけ、この記事を読めば「白ニキビ」マスターになれること間違いなしです。今すぐ正しい知識を手に入れて、白ニキビを治しましょう。「白ニキビ」についてのすべての情報をまとめてみました。
出典 be-agent.jp
ニキビの初期段階の状態を白ニキビと言います。角詮(コメド)や汚れで毛穴が塞がれていて、毛穴の中に汚れ(皮脂や角質)が溜まっている状態のことです。このようにアクネ菌の炎症が起きていない毛穴が詰まっているだけの状態なので、痛みは伴いません。
色味はなく白色です。ブツブツと肌にできます。黄色ニキビと若干似ていますが、黄色ニキビは周りが赤く炎症をしていて中に濃が溜まっているニキビのことになります。
「閉鎖コメド」「閉鎖めんぽう」などと呼ばれることもあります。
一般的には、おでこ・口周り・あご・小鼻になります。Tゾーン(額・鼻・顎先をつないだT字の場所)と呼ばれる顔の中で皮脂の分泌量が多い部分にできやすくなります。
顔以外にできることもあります。それは二の腕や背中です。体にできてしまうと見つけるまでに時間がかかったり、衣服による摩擦で赤ニキビに悪化する可能性が高くなるので注意が必要です。
汚れで毛穴が塞がれた状態のことを言うので、当然毛穴を詰まらせてしまうことが白ニキビに繋がると言えます。
皮脂の過剰な分泌、ターンオーバーの乱れ、化粧の厚塗り、肌に合わない乳液、汚れが洗いきれていない、すすぎ不足や洗い残しなどが原因になります。
原因が1つではないので、自分の白ニキビは何が原因かをしっかりと把握する事が大切です。原因さえ分かれば、後の対応が分かるので治しやすくなります。
まずは、直接白ニキビを触ってはいけません。手には多くの殺菌がついていますし、ニキビができている肌は通常よりも刺激を受けやすくなっています。雑菌によってニキビを悪化させる可能性もあるため、無意識に触らないよう注意が必要です。
また、どうしてもニキビを隠したいあまり、普段よりもニキビ部分を厚めに化粧してしまうかと思います。しかしそれは悪化する原因になるので絶対にやめましょう。
早く治したくて肌を綺麗にしようとたくさん洗顔もしたくなりますが、皮脂以外の原因かもしれないですし、洗いすぎも肌に負担になってしまうためお勧めできません。
白ニキビを治すという事は、原因を見つけてそれを改善しこれ以上白ニキビを発生させないようにすることです。1、2コ白ニキビができてしまったときは特にそのようにします。
正しい洗顔をして正しいスキンケアをすれば、外側の要素に対応できて肌が綺麗になります。
ストレス・寝不足・栄養不足などの内側の要素も当然関わってくるので、それらを改善をすれば肌の内側から綺麗になれます。これをきっかけに生活習慣を見直してみるのもいいかもしれません。
直接対処する方法は、白ニキビの毛穴を塞いでいる芯を取り除く方法です。ニキビを潰すので賛否両論ありますが、皮膚科ではその方法がとられています。自分で潰す場合は悪化させないように注意が必要です。
白ニキビを潰すというのは、角詮やニキビの芯を取り除くことを意味します。先ほども言いましたが、自分で潰すのは悪化させてしまうことも多々あるため、注意が必要です。
お風呂上りなどの肌が柔らかくなっている状態にすることがベストです。肌を傷つけず、芯だけを取り除きやすくなるからです。
薬局などで売られている押し出して取り除く専用の器具「コメドプレッシャー」を使って角詮を押し出します。取れた後はしっかりと保湿をしましょう。
皮膚科では3つの治療方法があります。早めに適切な治療を受ければ、当然早く治すことができます。
1つ目は、めんぽう圧出です。白ニキビに小さな穴を開けて、詰まっている皮脂や角質を専用器具で押し出します。白ニキビ自体を治療することと悪化を防ぐ効果もあります。一般的な治療方法になり、保険が適用されます。
2つ目は、ケミカルピーリングです。フルーツ酸を含んだ薬剤をニキビに塗布して、角質や毛穴の詰まりを除去します。次にできる白ニキビの予防にもなり、今あるニキビの悪化を防ぎます。
3つ目は、2つの外用薬です。ディフェリンゲルは、詰まりを改善し新たなニキビを予防します。トレチノインは、ピーリング作用がありターンオーバーを促進し、皮脂の分泌を抑制します。
市販していて簡単に手に入るニキビの薬といえば「オロナイン」です。昔からあり有名な薬なので誰もが知っているでしょう。ニキビ以外にもひびや水虫などたくさんの症状に効果が期待できる万能な薬です。
オロナインに含まれる「クロルヘキシジングルコン酸塩液」には殺菌作用があり、皮膚の角質を溶かす効果があるので白ニキビに効くと言われています。ワセリンも含まれていて乾燥も防いでくれます。
しかし、グリセリンやオリブ油の油分も含まれています。油分はアクネ菌のエサになり、その結果ニキビを悪化させてしまう恐れがあります。
症状をみながら使用し、悪化した場合はすぐに使用を止める必要があります。合う合わないを早めに見極めましょう。
白ニキビは毛穴に汚れが詰まっているだけの状態であるため、正しい洗顔でニキビを改善し予防をすることは比較的簡単なことです。
洗顔と1言で言っても、洗い方・すすぎ方・洗顔料を使う頻度などポイントがいくつかあり、何かが間違っていれば肌に負担をかけてしまうことになります。当然ニキビもできやすい状況にしてしまうでしょう。
白ニキビにいい洗顔料は、肌にやさしく汚れを除去してくれる物です。合成界面活性剤が入っている物は洗浄力が強く、肌を乾燥させてしまうので使うのはやめましょう。ニキビ用の洗顔料も白ニキビには刺激が強すぎるのでやめましょう。
毛穴の汚れを落としてうるおいまで届けてくれるクレイ(泥)タイプの洗顔料が1番お勧めになります。
とにかく洗顔は優しく丁寧にが基本です。すすぎも同じになります。洗顔料はしっかりと泡立てましょう。すすぎもすすぎ残しのないようにしっかりと流しましょう。乾燥が気になれば毎回洗顔料を使う必要はありません。水だけでも十分に汗や汚れを落とすことができます。
余分な皮脂を取ることは大切ですが、肌に必要な皮脂もあります。すべてを取ろうとすると乾燥の原因になるので、洗いすぎも禁物です。
なんといっても乾燥が大敵なので、保湿が非常に重要になります。過剰な皮脂分泌を抑えることにも役立ちます。また、保湿ができていなければ毛穴の周りが硬くなり、皮脂や汚れが詰まりやすくなります。
洗顔をしたら、時間をあけずにたっぷりと化粧水をつけましょう。ナノ化されている化粧水は、うるおいやニキビ有効成分が角質まで浸透するのでお勧めです。
化粧水を十分に浸透させることができるコットンパックをすると、1晩でかなり改善されます。コットンパックの方法は、コットンに化粧水をたっぷりと含ませパックのように顔全体に貼り、3分ほど置けばいいのです。
潤いを逃さずキープできれば、健康的な肌を作ることができます。美容液も積極的に使用するといいでしょう。
肌に刺激がないケアでも、やはりやりすぎはいけません。1日2回洗顔後にしっかり行えば十分と言えます。
ニキビに効くという口コミが多い化粧水があります。多少お値段は高いですが、やはり効果は抜群です。
しかし、ニキビに効くといわれる拭き取り化粧水はピーリング化粧水なので、肌に刺激が非常に強いです。また、ニキビを治す作用は入っていませんし、保湿効果もないのでお勧めできません。
白ニキビができてしまった場合、ファンデーションの使い方がとても重要になります。
本来であれば、ニキビができてしまったら全くファンデーションを塗らないことが1番良い方法です。しかし、お勤めなどをしているとなかなか難しいでしょう。
ファンデーションを塗る場合は油分の少ない固形のファンデーションを使いましょう。油分の多いクリームやリキッドタイプの物は一旦使用を禁止します。
塗るときはスポンジで擦らないで、軽くたたくようにつけましょう。隠したいがために、コンシーラーを使ったりファンデーションの厚塗りをしてはいけません。
ニキビから目線を逸らせたいので、逆にポイントメイクに力を入れましょう。アイメイクやリップは色味をのせられるので目線を向けさせやすいでしょう。
化粧だけでなく、髪型を変えたりアレンジすることでも目線を逸らせることができます。可愛い髪飾りや伊達メガネを使用すると効果的です。その際に髪の毛がニキビに当たると悪影響を起こす心配があるため、触れないよう注意しましょう。
漢方でニキビを治そうとする時は、ニキビの種類や体質などをみて服用する漢方を処方してもらいます。
白ニキビができやすい人は、肌以外にのどや鼻が乾燥しやすい・よく咳き込む・風邪を引きやすいなどといった症状が出やすいです。それは肺(呼吸器系)が弱くなっていて、体の皮膚に肺熱がこもりやすい状態になっています。
ですので漢方薬は、涼解楽・五涼華・清上防風湯になり肺熱をとるようにします。それ以外が原因の場合は、その原因に合った漢方を処方してもらわなければ意味がありません。
しかし白ニキビは初期段階で軽症なので、他の対策をして治るようであれば漢方対策をする必要はありません。根本的な対策をしなければ治らないニキビには漢方がお勧めになります。
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