ホテルのインテリアに関する全米最大の見本市"HD Expo"(ホスピタリティデザイン展)とは?

ホテルインテリアのアメリカ最大の展示会"HD Expo"(ホスピタリティデザイン見本市)について

ホテルスタイル さん

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ホテルに商品を納入する場合、オーナー(施主)であるホテル側との関係と合わせて、建築会社・設計事務所との打ち合わせ等は不可欠ですが、この建築会社・設計事務所の分野では、業界で実績のある会社ランキングとして、1位が「AECOM Technology Corporation」、2位が「HBA」、3位が「Gensler」、4位が「Amirican hotel Register」、5位が「Wilson Associates」が挙げられています。

1位の「AECOM」は、建築・設計、コンサルティングサービスを提供する巨大企業で、世界に43,000人以上の従業員をかかえ、100カ国以上の国と地域で業務を行っている会社です。日本でも東京ミッドタウンの緑地デザイン等も手掛けていて、米国紙Fortune 500で458位、米国Engineering News Record誌で第2位、Architectural Record誌には第1位にランクしている会社です。

2位の「HBA(Hirsch Bedner Associates)」は、これまでに、東京の「シャングリラ東京」等も手掛けている設計事務所。他にも、マカオのフォーシーズンズや、広州のリッツカールトン、上海のウォルドルフアストリア等、アジアをはじめ世界中に事務所を持ち活動しています。

3位の「Gensler」は、ホテルに限らず世界中の様々な施設のデザインを手掛ける会社です。4位の「Amirican hotel Register」は、客室の内装工事(F.F.E.工事)、コンサルタント等、トータルで巾広く請け負っています。5位の「Wilson Associates」は、ラスベガスのベネチアン、パームス、MGMなどの巨大ホテルや、世界各地のリゾートホテルやカジノホテル等の設計を多く手掛けています。日本でも横浜のM.M.タワーズや汐留の高級マンション等を手掛けている会社です。

昨今の景気の後退低迷で、昨年の米ホテル業界全体の売上げは約15~20%程度落ち込みました。その影響は今回の見本市にも少なからず影を落としている様でした。
ビジネスマンは出張の頻度と期間を減らし出費を抑え様とし、一般の旅行者も旅行の回数を減らし滞在期間を短くする傾向にあります。各ホテルは、消費者の旅行パターンの変化に対応し、生き残りを図っています。インフラ設備を徹底的に見直してコスト削減を図り、利用客にとって、お得感があり、尚且つ高級感を失わない、高レベルのホスピタリティサービスが提供出来るホテル作りを目指しています。

また、メーカー側としても、環境に優しい素材やリサイクル素材の活用、製造段階においていかにエネルギー排出量を抑えるか等、環境問題や地球温暖化の対策に企業として積極的に貢献している姿勢を前面にPRし努力している様子が窺えます。
景気の落ち込んでいる時に徹底的な対策を打っておくことによって、今後、景気の回復による更なる業績の復活を目指しています。

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