異世界迷宮でハーレムを

『異世界迷宮でハーレムを』(いせかいめいきゅうでハーレムを)は、蘇我捨恥による日本のオンライン小説およびライトノベル。文庫版はヒーロー文庫より2012年12月から刊行され、イラストは四季童子。当初は小説投稿サイト「小説家になろう」にて『異世界迷宮で奴隷ハーレムを』(いせかいめいきゅうでどれいハーレムを)というタイトルで2011年4月より投稿されていたが、書籍化の際に変更された。原作第10巻発売時点

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異世界迷宮でハーレムを(ヒーロー文庫)

【 小説 】 
著者 蘇我捨恥  イラスト 四季童子

インターネットの深淵部に紛れ込んだ高校生の加賀道夫。
怪しげなウェブサイトでネットゲームのキャラメイクのようなことをしていたら、何故か異世界に転移してしまった。
気がついたとき寝ていたのはどこかの田舎村だ。一見平和そうに見えた村だが、多数の盗賊が襲ってくる。
道夫は、キャラメイクで設定した武器を活用して、盗賊を撃退した。
ここは、キャラメイクで設定した武器がスキルなどが実際に使える現実の世界だったのだ。
道夫は、獲得したスキルを有効に使い、有意義に生きていくことを決意する。
道夫が転移した世界はまた、迷宮が存在し、魔物が徘徊する恐ろしい世界でもあった。
道夫は魔物と戦い、迷宮に入って、自分がこの世界でも生きていけることを確認する。
そんな道夫に、ロクサーヌという美少女が紹介された。
地球ではお目にかかれないほどの美しい少女。ロクサーヌを手に入れるため、道夫の活躍が始まる。

発効日 2012年12月21日

無事にロクサーヌを購入した加賀道夫は宿屋でダブルルームを取る。
緊張する自分をなだめ、不安がるロクサーヌもなだめて時をすごした。
必要なものを話し合って買い物に行き、食事や装備品の手入れも行う。
再び部屋に戻ってロクサーヌと二人きりになった道夫は、ロクサーヌの身体を拭き、しっぽりと二人の時間を送るのだった。
翌朝からはロクサーヌとともに迷宮に挑む。道夫の能力に驚かれ、ロクサーヌの戦闘能力に驚きながらも、探索を進めていった。
迷宮ではロクサーヌのアドバイスによって僧侶のジョブを得る。道夫はそれによって回復手段を獲得した。もっとも、道夫はそれだけで満足はしていなかった。
魔法使い。魔法が存在する異世界にやってきて、是非ともなってみたいジョブだった。
ある日、道夫はロクサーヌを購入した奴隷商の商館をうかがう盗賊を発見する。
奴隷商を賊の被害から守るため、また他の目的のため、道夫は奴隷商人に商館の護衛を申し出るのだった。

発効日 2013年4月30日

ついに魔法使いのジョブを得た加賀道夫は魔法を使って魔物を倒していく。
武器として杖を装備すればいいという話をロクサーヌから聞き、さらにはクーラタルというところに行けば年中やっている武器屋があるという情報も得る。
道夫はある日、チャンスを捕らえてクーラタルに移動した。クーラタルでは、さらに武器屋だけでなく家を紹介する世話役の知己も得る。
宿屋住まいでは高くつくと、道夫は紹介された一軒家を借りた。家具や絨毯をそろえ、庭に手を入れ、服も購入して家での生活を整えていく。
ある日、道夫は一つのアイテムの入手を頼まれる。アイテムを手に入れるために向かった先で、その男の死を知った-----。

発効日 2013年11月29日

異世界における加賀道夫の迷宮探索は停滞していた。ロクサーヌと二人きりの戦力では、進む勇気を持てずに。
そんな道夫だったが、レアアイテムのスキル結晶と一回り成長した魔結晶を得たことによって、転機が訪れる。
道夫は、魔結晶を売却して、新たな仲間を得るために奴隷商を訪れた。
その奴隷商で道夫はセリーと出会う。ドワーフの美少女だ。
セリーは、頭のキレるスレンダー美人。しかも道夫に突っ込みを入れまくるナイスキャラ。セリーにたじたじになりながらも、迷宮の探索を進める。
ある日、全滅したパーティーの置き土産に五本の剣を拾ったことがきっかけで、セリーを鍛冶師にすることに。かくして道夫の挑戦が始まった-----。

発効日 2014年5月30日

ロクサーヌに続きセリーを仲間に加え、加賀道夫の迷宮探索は進んでいった。
そんな道夫に冒険者としての依頼が舞い込む。冒険者の移動魔法を使った災害救助活動への参加要請だ。
道夫は、ロクサーヌとセリーに休暇を与え、ハルツ公爵領での活動に参加する。そこでハルツ公爵や公爵領騎士団長のゴスラーと面識を持った。
ロクサーヌは休暇で髪をとくブラシを購入し、道夫は、それを見て鏡も必要かと思う。

セリーによれば、ペルマスクで作られる鏡は品質がよく、貴族の贈答品にも使われるほどだという。
移動魔法を駆使してたどり着いたペルマスクは、チェックが厳しく、道夫が入るには問題があった。貴族からの委任状が必要なのだ。
はたして、道夫は委任状、そして鏡を手に入れられるのか―――。

発効日 2015年4月27日

ハルツ公爵に領内の迷宮討伐への参加を要請された加賀道夫は、
ハルツ公領にある迷宮を訪ねまわり、その中からターレにある迷宮へ入ることを決める。
道夫は、そこでまだ使っていない新たな魔法を発動する。
上の階層の魔物の強さを改めて認識した道夫は武器を変更する。
さっそくその装備を試してみようと上の階層に赴くが、そこで盗賊に襲われてしまう。
一方で、公爵への鏡の販売を続けていた道夫は、コハクの売買も行って、
一連の交易で大きな利益を得た。そのお金を手に、新しい奴隷商人を訪ねる。
道夫は、そこでミリアというネコミミの少女に出会い、仲間に加えるのだった――。

発効日 2015年12月28日

迷宮で盗賊に襲われ、返り討ちにしたミチオたち。
インテリジェンスカードも手に入れて、懸賞金を得ることが可能になった。
しかし、ハルツ公爵領において冒険者のふりをしていただけの
ミチオは換金することができない。
どうしようかと悩んでいると、ハルツ公爵も盗賊の情報を入手し、
ミチオに警戒を呼びかけてきた。
危険な盗賊が増えていった公爵領では、盗賊の仲間射ちを誘おうと
懸賞金の支払い時に受取人のチェックをやめることにした。
これなら、バレずに換金できると、ミチオは盗賊の
インテリジェンスカードを持ち込むのだが――――。

発効日 2017年2月27日

ロクサーヌに因縁をつけてきた女性の親族を返り討ちにしたミチオたち。
返り討ちにしたその決闘がハルツ公爵領騎士団長ゴスター立会いの下で行われたため、
ミチオはハルツ公爵からの呼び出しに怯えることになる。
一方で、ミチオたちに敗れ有力な戦士を失った親族一家から
流出したとおぼしき装備品を手に入れることで、
パーティーの装備を拡充していった。
同じ時期にエプロンも作らせたが、手持ちのお金は減ってしまったので、
ミチオは近づいてきたオークションに向けて迷宮探索を金策重視に振り替える。
ハルツ公爵からの呼び出しを無事に切り抜けられたのか?
そして、新たな奴隷を落札することに――――。

発効日 2017年11月30日

竜人族で長身の奴隷ベスタを落札し、
ついに美女四人になったハーレムパーティ。
大柄な体躯と高い戦闘能力を活かしたベスタの活躍に、
迷宮探索もかなり捗るようになった。
ミチオたちは新しいジョブを手に入れるために、
実験をしながら徐々に深い階層に潜っていく。
さらにベスタは夜の生活にも積極的で、
ミチオはますます大満足の日々を送ることになる。
しかし、ある日いつものように迷宮を探索していると、
ロクサーヌが魔物の位置がわからなくなったと戸惑っていて――

発効日 2018年12月28日

五人パーティーになり探索がかなり捗るようになったミチオたちは
ドロップ品を集めて生活の基盤を整えながら、順調に階層の攻略を進めていった。
魚好きのミリアのために、レアドロップのツナを求めてボス戦の周回をしたり。
または男の欲望を叶えるために、オイルをひたすら集めまわったり。
先に進んで戦いたがるロクサーヌに引きずられつつも、
ほどよく刺激的な戦闘はまんざらでもなく、
ミチオは美女たちとの甘いハーレム生活を送っていく――。

発効日 2020年3月30日

激化する戦いに備えて神官や巫女のジョブを取得した道夫と4人の奴隷たち。迷宮ではロクサーヌの無茶ぶりもあって、神官や巫女のジョブも駆使してより上の階層へと登っていく。ますます敵は強い相手ばかりだったが、比例するように、道夫も順調にレベルを上げていき、ついには冒険者のジョブを獲得した。

ハルツ侯爵に対する隠し事が一つ減ったと、以前から誘われていた公爵のところへ出向く。要件は会食への誘いだった。承諾しボーデの城で会食をすると、帝国解放会なる団体への入会を持ちかけてくる公爵。

迷宮で戦う以上入っておいて損はないと、道夫は入会試験へと歩を進める。道夫たちは、試験官の前で戦い、またボス戦をクリアすることで、入会に足る実力を見せつけ、無事入会を果たすのだった。

発効日 2020年12月28日

ハルツ公爵が主導したセルマー伯爵家転覆作戦に従事した加賀道夫は、爵位継承に邪魔なセルマー伯長女のルティナを褒賞として預けられた。
ルティナは可憐で美しい元伯爵令嬢。道夫は、装備品を渡したり、魔法使いのジョブに就けるなどしてルティナの懐柔に勤しみ、ハーレムメンバーとして取り込んでいく。迷宮探索のほうも、ロクサーヌの上昇志向に苦労を覚えるほど順調に進んでいた。
そんなある日、ルティナたちの一族の長から道夫と面談したいとの要望が入る。事実上の面接かと緊張する道夫であったが--------。
一方、ルティナも、クーデターを起こされるほどの堕落したセルマー伯家の一員として厳しいことを言われ続け、あの人は苦手だとのたまう。長との面談は、些細な行き違いから貴重な装備品を手に入れるなど、無事にクリアできた。
後日、長からは一族が重視する迷宮へ入ることを持ちかけられる。道夫はこれに乗るが、やはりロクサーヌの上昇志向には苦慮した。
なんとかいなしつつもまじめに迷宮に入る道夫に、長から今度はグリニアの探索という依頼が出された。
エルフのルティナを前面に押し立て、接触が失われたグリニアの情報を知る者を探す道夫。無事に探し出し、途中まで連れて行ってもらうことに成功した。道夫は、さらにその奥のグリニアとの再接続を目指して、道なき道を進んでいくのだった。

発効日 2022年1月31日

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